Amazon Web Service(以下AWS)では責任共有モデルを採用しており、クラウド事業者、ユーザで保護する範囲を明確に線引きしています。
何度か弊社のセミナーでも紹介している通り、クラウド上で利用しているデータの管理は、ユーザ側で実施する必要があります。
もちろん、AWS側もデータ保護に関するサービスは提供しており、EC2インスタンスやRDSなど主要なサービスではスナップショット機能として提供されています。
このスナップショット作成は、AWSコンソール上から簡単に行えるものであることから、通常のバックアップスケジュール以外にも、ついついOSやミドルウェアのアップデートや適用前の状態を保存しておくためのオンデマンドなバックアップとして利用されます。
ただ、スナップショットで気を付けておかないといけないのは、スナップショットの保持コストです。
例えば、EBSスナップショットでは、作成されたEBSスナップショットはユーザからは認識されなAmazon S3(以下S3)にバックアップされます。
この時取得先となるS3ストレージクラスは、S3標準クラスが利用されるため、自ずとS3標準クラスの使用料金として請求されます。
取得したバックアップの中には、日々の運用で頻繁にアクセスされるデータもあれば、社内ポリシーとして年単位で保持しておくべきリストアポイントや特定地点のオンデマンドバックアップなど、滅多にアクセスしないデータもあり、そのようなデータをS3標準クラスで保持しておくのは必ずしもコストメリットがある運用とは言えません。
クライム取り扱い製品の一つであるN2WS Backup & Recoveryは、定期スケジュールで取得したEBSスナップショットだけでなく、N2WSから実行していないEBSスナップショットについても、定期的にAWSアカウントをスキャンし検出されたEBSスナップショットを任意のストレージクラスのS3へアーカイブできるAnySnap Archiverを提供しています。
使い方は非常にシンプルで、インポート対象となるEBSスナップショットが作成された日時をカレンダーから範囲指定、
保存先ストレージクラスや保持期間を指定することで、期間内のスナップショットを安価なストレージへアーカイブすることができます。
この時、AWSタグを指定することで、アーカイブ対象となるEBSスナップショットをフィルタリングし、本当にアーカイブが必要なEBSスナップショットにのみ絞り込むことや、
アーカイブが完了したS3標準クラスに存在するEBSスナップショットを自動的に削除するオプション、またドライRUNと呼ばれる仮実行を行い、アーカイブ対象のEBSスナップショット、サイズ、AWSアカウント番号、リージョン、スナップショットIDなどをCSVファイルとしてエクスポートし、予めアーカイブ操作されるEBSスナップショットを確認しておくことも可能です。
N2WS Backup & Recoveryでは、無料でバックアップやリストア、2次バックアップ機能をテストできる無料評価版をご用意しています。
AWS側でのEBSスナップショット保持コスト、運用にお困りの際にはこちらよりお問い合わせください。
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