StarWind VTLは、クラウドとオブジェクト・ストレージの階層機能を備えたオンプレミスの仮想テープライブラリにより、規定したデータアーカイブと保持要件を犠牲にすることなく、コストのかかる物理テープバックアップ・プロセスを超えることができます。バックアップを仮想テープ上に隔離しておくことで、ランサムウェアからバックアップを保護します。バックアップをパブリッククラウドにレプリケートして階層化し、業界標準のオブジェクトストレージを使用して柔軟な拡張性を実現し、セキュリティとコスト効率を最大化します。
主な機能
・インストレーションが高速で簡単
・優れたデータ保護
・拡張セキュリティ
・メンテナンス、管理は容易
・現状のバックアップ・ソフトとシームレスに統合
・シングル・プラットフォームですべてのデータをレプリケーション
・WindowsとLinuxの両方で動作
・FCおよびiSCSI接続で業界標準のテープライブラリをエミュレート
・クラウドストレージの安全なエアギャップによりランサムウェアから保護
・クラウド内のストレージ階層化を含む、すべての主要なクラウドストレージをサポートします: AWS、Azure、Wasabi
・S3互換のオブジェクトストレージをサポート
StarWind VTLの利点
・非効率なデープ装置をリプレース
・テープ・ライブラリより高い信頼性
・バックアップとディザスタリ・リカバリ・プロセスを大幅に改善
・テープ・ライブラリ・チェンジャ装置による遅れを削減し、バックアップをスピード化・64 TBテープ装置まで拡張
・アーカイバル・ストレージ用のテープ装置にVTLを直接に連結可能
・バーチャル・テープ・カートリッジの接続を無制限にコンフィグレーションが可能
テープ装置を超えて
バーチャル・テープ・システムは物理テープ装置を使用しない高速ディスクを使用したストレージ・システムです。バーチャル・テープ・システムはOSに対してテープ装置のように見えます。現状のテープ環境用にデザインされたバックアップ・リカバリ・ソリューションはバーチャル・テープ技術を使用したディスク・ベースのストレージに移行しています。ディスクは優れたストレージ・メディアで、テープ装置より高速なだけでなく、信頼性と管理が簡単なことがあります。旧式のテープ装置には技術的な面から多くの問題があり、企業のビジネス継続やディザスタリ・リカバリに大きなインパクトを与えてきました。
信頼性のあるビジネス継続性
ビジネス継続性を保持することではStarWind VTLは高速性を提供します。すべての企業データを単一のVTLアプライアンスにバックアップできることで、バックアップ・データはディザスタリ・リカバリとデータ保護用にリモートサイトにレプリケーションすることができます。
高速VTL
StarWindの VTLはテープ・ライブラリ特有の検索とロード・コマンドを削除することにより他のVTLに比べて格段に高速化されています。
ユースケース・シナリオ
関連トピックス
- Job終了後コマンド実行【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- StarWind Virtual Tape Library (VTL) for IBM iによるIBM i(AS/400)のデータ保護
- StarWind Virtual Tape Library(VTL):クラウドストレージ(AWS、Wasabi、Azure)を利用した展開
- StarWind Virtual Tape Library(VTL) のベストプラクティス
- テープメディアをVeeamで使用するには【Veeam Backup & Replication v7】
- StarWind Virtual Tape Library (VTL)のベストプラクティス
- StarWind Tape Redirector
- さらに使いやすくなったテープの機能【Veeam Backup & Replication Ver8】
- Veeam v12での新機能と変更点をご紹介④(テープまわりの追加機能)
- Veeam Ver9.5u4 テープ機能追加:NDMP v4とWORM形式対応【Veeam Backup & Replication】
IBM i (AS/400) 対応のStarWind Virtual Tape Library (VTL) について:
https://www.climb.co.jp/soft/starwind/virtual_tape_library.html