Veeam Ver8からMicrosoft SQL Serverのトランザクションログをバックアップ可能になります。
オプションとしては以下のようなものがあります。
・トランザクションログの取得間隔
→あまり長くするとログの容量が大きくなりすぎるため、5から60分で設定できます。
・バックアップしたログの保持期間
→ジョブの実行タイミングに合わせる設定か日数(最大60日)を指定する設定から選択できます。
・ログを取得しレポジトリに転送するサーバの指定
これによりVeeam Explorerから各DBのリストアを実施する際にリストアする世代をトランザクションレベルで指定可能です。
このように、Veeam Explorer for MS SQL ServerではU-Airでのアイテムリストアと異なり、指定できるアイテムはDBまでとなっていますが、トランザクションログのバックアップによりどのトランザクションまで戻るのかを正確に決めることができます。
また、Web UIであるEnterprise Managerからもリストアが可能です。
この場合には仮想マシン名等をしてせずにDB名から検索してリストアが実施できます。
※トランザクションの指定は行えません。
※トランザクションログのバックアップを行うためにはDBの設定が以下のようになっている必要があります。
・復旧モデルが「完全」もしくは「一括ログ」であること
・AUTO_CLOSE(自動終了)オプションが”false”であること
※Expressエディションの場合、Defaultが”true”です。
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