Veeam Endpoint Backup Freeを実際に試してみました-Veeam Backup & Replicationとの連携-


Veeam Endpoint Backup Freeではバックアップ先のターゲットとしてVeeam Backup & Replication v8 update2以降のリポジトリを指定できます。
EPBR連携5

リポジトリをVeeam Endpoint Backupのターゲットとして使用するための準備として、Veeam Backup & Replicationから、そのリポジトリに対する権限とEndpoint Backupのバックアップを保存する際に暗号化を行うか設定します。
この権限設定は初めは見えないようになっていますがEndpoint Backupから初回のアクセスあると表示されるようになります。
※見えていない状態でも対象のリポジトリをCtrlキーを押しながら右クリックすることで表示されます。
EPBR連携2

これによりユーザが利用できるリポジトリを制限できます。
EPBR連携1
このように設定することでVeeam Endpoint Backupで取得されたWindows物理マシンのバックアップをVeeamのリポジトリに格納できます。これにより、Veeam Backup & ReplicationのコンソールからEndpoint Backupのジョブを確認、無効化、バックアップの確認等が行えます。※格納のされ方としては各エンドポイント(物理マシン)ごとにフォルダが作成されそこにバックアップが保存されます。
EPBR連携3

またVeeam Backup & Replicationの機能を、Veeam Endpoint Backupのジョブやバックアップに対して利用することも可能です。
まず通知設定です。グローバル設定のE-mail Settingsで指定したメールアドレスに対してEndpoint Backupのジョブのセッション結果を通知することができます。
次に通信の帯域制限と暗号化です。これにより複数のエンドポイントから同時にジョブが実行されるなどの場合も想定しあらかじめ帯域制限できます。
そして、Endpoint Backupのバックアップをバックアップ・コピーすることもできます。これにより各エンドポイントのバックアップをまとめてDRサイト等に2次バックアップできます。
EPBR連携4

このようなバックアップ関係の機能の他に、各種リストア機能も利用できます。ファイルレベルリストアはもちろんのことVeeam Explorerを使用し、エンドポイントで使用されているアプリケーション(Microsoft Active Directory、SQL Server、Exchange、SharePoint)のアイテムもリストアできます。
さらにEndpoint Backupとの連携のために仮想ディスクへのエクスポート機能も追加されました。
EPBR連携6

このエクスポート機能により、万が一すぐにリストアできる物理マシンがなくても、仮想環境に仮想ディスクをエクスポートし、仮想マシンとしてリストアして作業を続けることができます。

このようにVeeam Backup & Replicationと連携することでより便利にVeeam Endpoint Backupを利用できます。

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