セッション情報その④ VeeamON最終日の第2弾です。その①、その②、その③もご覧ください。
What’s New in v10: A Deeper Dive
デモベースにVeeam v10の新機能を紹介するセッションです。
-
Veeam Agent管理
Veeam Backup & Replicationコンソールから各Veeam Agentのスケジュール等のジョブ設定が行えます。その際にジョブの管理まで、Veeam Backup & Replicationに任せるか、設定だけ適用し、ジョブの管理はVeeam Agentに任せるか(Veeam Backup & ReplicationサーバとVeeam Agentサーバの通信があまり良くない場合に推奨)、どちらかを選ぶことができます。
-
共有ファイルのバックアップ
NFS、SMBの共有フォルダ内にあるファイルをバックアップ可能です。既存のファイル、削除されたファイルそれぞれでバージョン管理による世代の保持が可能です。
-
Veeam CDP
vSphere API for I/O filtering (VAIO)を使用し、ディスクI/Oをデータストアにバックアップすることで、秒単位でのRPOが可能になります。これにより営業時間内はVAIOによる細かいRPO、営業時間外にはVSS等による静止をしっかり行った確実にレプリケーションというように使い分けることが可能です。
-
アーカイブリポジトリ
Amazon S3、Glacier、Azure Blob Storage、S3互換のオブジェクトストレージをリポジトリとしてサポートします。スケールアウトリポジトリの一部として使用し、一定期間を過ぎたバックアップをアーカイブしたり、特定のバックアップのコピーを作成したりといった使い方があります。
-
セルフサービスバックアップ
現在、vCDでサポートしているように、指定したユーザごとにセルフサービスバックアップが可能になります。
Veeam on IBM Cloud
IBM Cloud上のVeeam利用についてのセッションです。前半はIBM Cloud for VMwareについて、そのメリットの紹介。そして、そのバックアップ方法として、IBM Cloud上に構築されたVeeamを使うメリットとアーキテクチャを紹介しています。最後にオンプレ、IBM Cloudをつなぐ方法としてVPNの他にDirect Linkというセキュアなプライベートネットワークアクセスを紹介しており、それについての説明が行われていました。
関連トピックス
- VeeamON 2017 in ニューオリンズ セッション情報②
- VeeamON 2017 in ニューオリンズ セッション情報①
- Veeam Agentの使用方法 動画まとめ
- Veeam Agentで取得したバックアップファイルをVeeam Backup & Replicationで利用する方法
- VeeamON 2017 in ニューオリンズ セッション情報③
- MySQLとPostgreSQLも簡単に安心、確実バックアップ[Veeam Agent for Linux]
- さらに進化した Veeam Backup & Replication (Ver9.5 Update3):物理マシンバックアップ統合
- VeeamON 2018 in シカゴ セッション情報まとめ ②
- 認証情報の登録いらず!証明書ベースでLinux物理マシンのバックアップを取る方法[Veeam Backup & Replication]
- Webセミナー録画 [『VMware Cloud on AWS』×『Veeam』移行/データ保護の最適解はこれだ!] 2019/05/16開催