Veeam Backup & ReplicationではOracleの静止点作成を独自にサポートしています。これにより、Microsoft VSSが無効になっている場合やLinux仮想マシン上のOracle、プラガブルデータベースの場合も静止点を作成し、整合性を保証した確実なバックアップが可能です。また、Veeamはエージェントレスな仮想環境のデータ保護ソリューションであり、このために仮想マシン上にエージェントなどのコンポーネントをいちいち配置する必要はありません。バックアップやレプリケーションの際にVeeamが必要となるコンポーネントを自動で一時的にゲストOS上に配置し、処理が終わるとそれを削除します。
基本的な仕組みとしてはOracleのアーカイブログを利用する方法であり、ジョブの設定では、このために使用するSYSDBA権限を持つアカウントの指定やアーカイブログの保持期間、さらにEnterpriseエディション以上ではアーカイブログのバックアップをVeeamで定期的に行うことも可能です。
このOracleのバックアップに関する静止点作成の仕組みに重点を置いた紹介をこちらで行っています。
※次期リリース予定のv10ではOracle RMANと連携したバックアップも実装予定です。
関連トピックス
- VeeamによるOracle DBの保護手法まとめ[Veeam Backup & Replication]
- Oracleのオブジェクトレベルのリカバリ【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- Cloud Berry (MSP360) Backupを使用したOracleデータベースのAmazon S3, Microsoft Azure等クラウド・ストレージへのバックアップ 手法
- Veeam 9.5u4新機能:Veeam Plug-in for Oracle RMAN
- VMwareでのSAP HANA仮想マシンのトランザクション一貫性を保ってオンラインバックアップを行うためのスクリプト例 [ Veeam Backup & Replication]
- 【Veeam Backup for AWS 3.0新機能】スクリプト指定によるEC2インスタンスバックアップの対応強化
- VeeamならOracleの復旧もここまで簡単、Veeam Explorer for Oracle
- クラウドに保存したOracleバックアップからのリストア【CloudBerry Backup】
- 既存ツールの不満を簡単に解消! AWS環境の保護ならN2WSにおまかせ Webセミナー録画
- Veeam小ワザ集:最新版9.5u4で使える便利機能を紹介![Veeam Backup & Replication]