Veeam Backup & Replicationに同梱されているVeeam Explorer for Microsoft Exchangeというツールを使用することで、Microsoft ExchangeのバックアップからExchangeアイテムの高度なリストアが可能です。メールボックスやフォルダ、メッセージ、タスク、連絡先などを必要に応じてリストアできます。
Standard Editionから利用可能ですが、一部機能(元のメールボックスへのリストア)はEnterprise Edition以上が必要です。
●サポートするバージョン
- Microsoft Exchange 2019 (2016互換の機能をサポート)
- Microsoft Exchange 2016
- Microsoft Exchange 2013 SP1
- Microsoft Exchange 2013
- Microsoft Exchange 2010 SP1, SP2, or SP3
●メールボックス、フォルダ、メール等アイテムのリストア ※Enterprise Edition以上が必要
リストア先のメールボックスやアカウントを指定し、バックアップ元のオリジナルのExchangeに直接メールボックス、フォルダ、メール等のアイテムをリストア可能です。
1. リストアしたいアイテムを選択
2. リストア先のメールボックス、アカウント、フォルダを指定
3. リストアオプションを指定(変更されたアイテム、削除されたアイテム、未読としてアイテムをマーク)
●.pstファイルのエクスポート
Veeam Explorer for Microsoft Exchangeを実行しているローカルディスクに.pstファイルをエクスポートできます。Veeam Explorer for Microsoft Exchangeを実行しているコンピューターに64bitバージョンのMicrosoft Outlook 2019, 2016, 2013, 2010がインストールされている場合のみ使用できます。
●メール(.msg)の保存、送信
Veeam Explorer for Microsoft Exchangeを実行しているローカルディスクに任意のメール(.msg)を保存できます。
事前にSMTP設定を行うことで、任意のメールを指定したメールアドレス宛に送信することができます。
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