Veeam Backup & Replicationに同梱されているVeeam Explorer for Microsoft SharePointというツールを使用することで、Microsoft SharePointのバックアップからSharePointアイテムの高度なリストアが可能です。サイトのページやリソースファイル、ドキュメントなどを必要に応じてリストアできます。Standard Editionから利用可能ですが、一部機能(オリジナルへの直接リストア)はEnterprise Edition以上が必要です。
●サポートするバージョン
- Microsoft SharePoint 2019 (2016互換の機能をサポート)
- Microsoft SharePoint 2016
- Microsoft SharePoint 2013
- Microsoft SharePoint 2010
●ドキュメント、サイト等アイテムのリストア ※Enterprise Edition以上が必要
バックアップ元のオリジナルのSharePointに直接ドキュメント、サイト等のアイテムをリストア可能です。
1. リストアしたいアイテムを選択
2. リストア先のアカウント、フォルダを指定
3. リストアオプションを指定(変更されたアイテム、削除されたアイテム、ファイルの権限を持つユーザーにメール通知)
●データのエクスポート
Veeam Explorer for Microsoft SharePointを実行しているローカルディスクにコンテンツを.xmlファイルのセットとして保存します。PowerShellコマンドレットを使用して別のSharePointデータベースにインポートできます。
●ドキュメントの保存、送信
Veeam Explorer for Microsoft SharePointを実行しているローカルディスクに.任意のドキュメントを保存できます。
事前にSMTP設定を行うことで、指定したメールアドレス宛にドキュメントを添付して送信することができます。
関連トピックス
- Veeam Backup for Microsoft Office 365 v5の新機能:Teamsの正式サポート
- Microsoft Exchangeサーバーからのアイテム(メールボックス、メール等)リストア[Veeam Backup & Replication]
- Microsoft Active Directoryサーバーからのアイテム(ユーザー、グループ等)リストア[Veeam Backup & Replication]
- Veeam Explorer for Microsoft Exchange
- Veeam Explorer for Microsoft SharePointを発表
- Active DirectoryとMS SQL Serverからのアイテムリカバリがより簡単に【Veeam B&R Ver8新機能予告⑤】
- 復旧機能まとめ[Veeam Backup & Replication v11]
- 仮想化したMicrosoft SharePointのクリティカル・データの保護手法 [Veeam Backup & Replication]
- Microsoft Teamsのバックアップとリストア[Veeam Backup for Microsoft Office 365]
- Veeamベストプラクティスまとめ