5/20~22にマイアミで行われている仮想環境のデータ保護ソリューション「Veeam」のイベントであるVeeamON 2019報告レポートその②です。
その①は、こちらをご覧ください。
最終日となったVeeamON 2019ですが、Clossing General SessionやBreakout Sessionをはじめ、大いに賑わっています。
Clossing Sessionでは、今後のVeeam Productのロードマップ、VeeamON 2020がラスベガス アリアで開催されると発表されました。
次に、Top Secret となっていたBreakout Sessionの模様をご紹介します。
Top Secret : Veeam Backup & Replication for Microsoft Azure
昨日のTechnical General Sessionでもアナウンスされていた、Veeam Backup & Replication for Microsoft Azureについての紹介です。
アーキテクチャとしては、AzureのマーケットプレイスよりLinuxアプライアンスをデプロイ、
そのアプライアンスがWeb GUIを提供し登録したAzureアカウントに紐づいているAzure VMのバックアップがエージェントレスに実行できるというものです。
バックアップ自体はAzureが提供しているネイティブスナップショット機能を使用します。
その他、取得したクラウドネイティブなAzureスナップショットをAzure Blob Storageへコピー、またリージョンやアカウントを超えたAzure Blob Storageに対してのコピーも可能となるため、Azure環境内でDR構成をとることも可能です。
実際のデモ画面では、プログラミングなく、すべて簡単なWeb GUI操作のみでAzure VMのバックアップができることを紹介していました。
この画像からもわかるように、必要なこととしてはAzureのアカウントを登録し、保存先指定の後バックアップポリシーを作成するのみという、非常にシンプルなものとなります。
そしてバックアップデータからのリストアでは、約50GBのAzure VMフルリストアが、およそ1分で成功したことを紹介していました。
引き続き、最新情報を更新していきます。
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