Veeam Backup & ReplicationはHyper-V上の仮想マシンのバックアップに、便利な機能を多く取り揃えております。本ブログではその機能をいくつかご紹介いたします。
1.2つのバックアップモード
Veeam Backup & ReplicationはHyper-V上の仮想マシンをバックアップする際に、2つの異なるバックアップモードを提供します。構成や環境に合わせて最適なバックアップモードを選択出来ます。
・オンホストバックアップモード
バックアップ時のデータ処理はHyper-Vホスト上で行われます。構成としては非常にシンプルな構成となりサーバの管理も簡素化出来ます。
・オフホストバックアップモード
バックアップ時のデータ処理はオフホストバックアッププロキシで行われます。Hyper-Vホスト上の負荷を軽減することが出来るため、稼働中の仮想マシンへの負荷も抑えられます。
2.CSV上の仮想マシンのバックアップ
VeeamではCSV上の仮想マシンもバックアップ可能です。Veeamの変更点検知機能による、増分バックアップも可能です。
Veeamはバックアップ方式といて、永久増分バックアップ方式も使用可能です。初回のフルバックアップ以降は全て増分で取得するといった保持されるデータを最小限に抑えつつ効率的なバックアップをCSV上の仮想マシンでも実現できます。
3.Hyper-Vレプリカ構成のバックアップ
Hyper-Vレプリカ構成を行っている仮想マシンであっても複製元、複製先共にバックアップ可能です。より強固なデータ保護を実施できます。
4.様々な環境のバックアップをHyper-V環境へリストア
VeeamではHyper-V以外にもVMwareやNutanix AHV環境の仮想マシンや、物理マシン、Amazon EC2やAzure VMといったクラウドインスタンスといった様々な環境のバックアップが可能です。
これらのバックアップをVeeamのインスタントリカバリ機能を活用することで、全てHyper-V上にリストアすることが可能です。P2V/V2V変換もVeeam側が行うため特別な設定等も必要ありません。
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