Veeamでは物理マシンやVMware vSphere、Hyper-V、Nutanix AHVとったハイパーバイザー上の仮想マシン、AWS、Azure、Google Cloudのクラウドマシンをバックアップ可能であり、取得したバックアップをAmazon S3などのオブジェクトストレージへアーカイブすることや、バックアップからAmazon EC2インスタンスとしてリストアすることが可能です。
しかし、AWS Direct ConnectやAWS VPNでAmazon VPCに接続し、プライベートネットワークでAWSを利用、 パブリックインターネットアクセスを制限している場合や、AWSサービスの利用もAWS PrivateLinkを利用し、完全にインターネットへ接続を行えないような構成をとっている場合、VeeamからのAWSサービスへのエンドポイントへのアクセスや、パブリックインターネット経由でのアクセスを前提としている処理が正常に実施できず、そのままでは処理が失敗してしまいます。
このような場合の対処方法として、Veeam側の参照先をプライベートDNSに変更するなどを行う必要があります。
上記記事の対応を行うことでプライベートDNS名にVeeamから接続できるようになり、パブリックインターネットアクセスが禁止、制限されているような構成でもVeeamのS3アーカイブやEC2リストアといったAWSと連携機能をご活用いただけます。
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