毎年恒例で開催されているVeeamON。今年はVeeamON 2022としてラスベガスとバーチャル(オンライン)での開催となり、日本時間ですと、本日5月17~5月19日まで様々なセッションが行われる予定となっております。
- Veeam Backup for Microsoft Azure Deep Dive into Best Practices
- Veeam Backup for AWS Deep Dive into Best Practices
- What’s New in Veeam Backup for Microsoft 365 v6
このブログでは、VeeamON 2022 で開催されている要注目セッションをピックアップし、いち早く展開していきます。
目次
Veeam Backup for Microsoft Azure Deep Dive into Best Practices
Azure VMやAzure SQLの保護が可能なVeeam Backup for Microsoft Azure の最新情報とベストプラクティス情報が公開されました。
バックアップ対象環境規模に依存した、Veeam Backup for Microsoft Azure管理アプライアンスやワーカーインスタンスのスペックサイズの指標や考え方などが紹介されていました。
更にVeeam Backup for Microsoft Azureの次期バージョン以降では、Azureファイル共有のバックアップや、プライベートネットワークが利用可能なワーカーインスタンスのデプロイ、Veeam Backup for Azure管理アプライアンス自体の保護やリストアが可能なConfiguration Backup機能などが搭載される予定とのことです。
Veeam Backup for AWS Deep Dive into Best Practices
Amazon EC2やRDSの保護が可能なVeeam Backup for AWSに関しても、最新情報とベストプラクティス情報が公開されました。
Veeam Backup for AWS管理アプライアンスやワーカーインスタンスのスペックサイズの指標や考え方や、ワーカーインスタンスの配置/構成についても解説されておりました。
Veeam Backup for AWSで搭載予定の機能としては、Auroraバックアップのサポート追加や、EFSのファイルインデックス情報も含めた保護、ワーカーインスタンスのインスタンスタイプの最適化、管理アプライアンス自体の保護やリストアが可能なConfiguration Backup機能、などが挙げられておりました。
What’s New in Veeam Backup for Microsoft 365 v6
Microsoft 365の包括的な保護が可能な、Veeam Backup for Microsoft 365の最新機能特集セッションも開催されていました。
追加された大きな新機能としては、セルフサービスポータル機能が挙げられます。これにより管理者は、ユーザや、リストアオペレーターに、Exchange Onlineのメールの復元や、SharePoint OnlineやOneDrive for Businessで使用しているファイルの復元といった、リストア操作を委任することが可能となりました。
更に、Amazon S3 GlacierやAzure Archiveに対して、二次バックアップを実施することができるようになり、これにより長期的データ保存の要件を低コストで実現することが可能となりました。
他にも細かなアップデートとして、Multi-geoのサポートや、SharePoint データの別ロケーションへのリストアなども行えるようになっています。
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