毎年恒例で開催されているVeeamON、今年はラスベガスとバーチャルでの開催となり、日本時間だと5月17~19日に実施されています。ここではいち早くセッションの情報を展開していきます。
その他のセッション情報はこちらよりご覧ください。
・Veeam Ransomware Best Practices for Secure Backup & Recovery
安全なバックアップとリカバリのためのVeeamランサムウェアのベストプラクティス
Veeam Ransomware Best Practices for Secure Backup & Recovery
ランサムウェアを含む様々なシステム障害に対して、Veeamによる安全なバックアップ、リカバリを実現するためのベストプラクティスを紹介するセッションです。
システム障害にはランサムウェアだけでなく、火事、洪水、ハードウェア故障など様々な種類があります。
そして、実際にシステム障害が発生したときにバックアップから復旧できたのは、システム全体の69%程。
信頼性の高いリカバリを行うために、Veeamは次の機能を採用しています。
バックアップ
- 信頼性の高い不変設定
- バックアップ検証
- 3-2-1-1-0ルール
リカバリ
- 規模に応じた即時復旧
- 安全なリストア
- DR検証
鍵マークの付いた保存先は不変設定が有効になっているため、バックアップの編集や削除ができません。ローカルのLinuxサーバー、クラウドのAmazon S3、Amazon S3 Glacierにバックアップを保存することで複数個所に安全にバックアップデータを保持することができます。
上の不変設定にも関わってきますが、通常の3-2-1ルールに加え、変更不可なストレージにバックアップを保存したり、クラウドのような運用環境とのエアギャップがある環境にバックアップを保存すること、そしてバックアップからの復旧検証を行い、エラー0で復旧できること、この2つのルールを加えた、3-2-1-1-0ルールがランサムウェア対策として重要になってくるとVeeamは言っています。
ランサムウェアのサインを見逃さないことも大事です。増分バックアップのサイズが急に大きくなったり、ネットワークなどのリソースが普段に比べて極端に高くなっていたら、ランサムウェアに感染してる可能性があります。
Veeam DataLabsと呼ばれる隔離環境でバックアップのテストをしましょう。問題なく復旧できるかだけでなく、復旧時の手順の確認やパッチなどのアップデートの適用テスト、アプリケーションのテストなども行えます。
マシン全体からActive Directoryのユーザーのようなアプリケーションのアイテムまで、障害の規模に応じて柔軟に選択可能なリストア機能もあります。
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