11/4に開催されたVeeamON Update 2022ではVeeam12を体験できるハンズオンが開催されました。
今回はハンズオンで実施した2つの新機能について記していきます。
・VeeaMover (バックアップを新しいストレージリポジトリに移動)
・オブジェクトストレージへの直接バックアップ
VeeaMover (バックアップを新しいストレージリポジトリに移動)
この機能は、Veeamで取得したバックアップデータをリポジトリ間で移動したいときに使用できます。
たとえば、、、
・保存先ストレージを新調したい。
・保存先をクラウドへ変更したい。 など
このような場合、Veeam11以前ではエクスプローラなどから手動でデータの移動を実施、Veeamコンソールから移動先リポジトリをスキャン、といった手順をとる必要があり、少し面倒なものとなっていました。
Veeam12ではVeeaMoverという機能によって、Veeamコンソールから簡単にデータの移動を行えるようになりました。
では実際にデータ移動の手順を確認していきましょう。
①Veeamコンソールから、移動したいデータがあるリポジトリを選択、[Move Backup]をクリック
②移動先のリポジトリを選択
③データの移動が完了
所要時間はデータの大きさや移動先に依存すると思われますが、今回は約2分ほどで完了しました。
VeeaMoverは以下のような場合にも使用可能です。
・NTFSとReFS間のデータ移行
・堅牢化リポジトリ用にReFSからXFSへの移行
オブジェクトストレージへの直接バックアップ
Veeam12ではバックアップデータの保存先にオブジェクトストレージを直接指定することが可能となりました。
また、対象のオブジェクトストレージにWasabi Cloud Storageが追加されました。
Veeam11以前ではクラウドへのバックアップは二次バックアップとしてのみ可能でした。
Veeam12から、直接のオブジェクトストレージへのバックアップが可能になったことにより、以下のようなメリットを受けれます。
・一次バックアップ用に別リポジトリを用意する必要がなくなる
・バックアップ所要時間に関しても短縮が見込める。
今後、クラウド利用はさらなる拡大が見込まれるのでこの機能は非常に便利なものとなっています。
まとめ
今回紹介したのはVeeam12の新機能の一部に過ぎません。
その他の新機能についても記事にしていく予定となっています。
Veeamではバックアップをはじめとした様々なデータ保護ソリューションをご用意しています。
Veeamの導入をご検討されている場合はこちらからクライムまでぜひお気軽にお問い合わせください!
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