まもなくリリース!? Veeam v12新機能をサクッと紹介


次期バージョンであるVeeam Backup & Replication v12の新機能について、現時点で判明している機能をサクッと紹介します。

先日開催したセミナーでも、これらの新機能についてデモを交えて紹介しております。こちらも是非ご覧ください。

リリース後にも改めて、ブログやセミナーで紹介していく予定ですので、お楽しみに!

オブジェクトストレージ機能強化

・オブジェクトストレージへの直接バックアップ
一次バックアップ先としてオブジェクトストレージに直接バックアップが可能になります。これまではスケールアウトリポジトリの一部として、DASやNASに保存したバックアップをコピーまたはアーカイブするため、オブジェクトストレージ以外にもストレージを用意する必要がありました。v12からは直接オブジェクトストレージにバックアップできるため、ストレージコストの削減、不変バックアップの構成が簡単になります。

・Wasabi Cloud Storageのサポート

・ヘルスチェック用プロキシアプライアンス
ヘルスチェック実行時の通信コストの削減や高速化のためにプロキシアプライアンスをクラウド上に構築できます。

スケジュール機能強化

・合成フルバックアップの月次設定が可能

・ヘルスチェックをバックアップから独立して単独のスケジュールで実行可能

・バックアップコピージョブの[Periodic copy]のインターバルがなくなり、バックアップジョブと同様なスケジュール実行に変更

VeeaMover

バックアップを自由に移動、コピーできます。例えば、バックアップジョブのリポジトリを変更したい場合に、バックアップファイルを手動で移動する必要なく、コンソールから実行可能でバックアップジョブとの関連付けも行います。

また、異なるジョブ間でVMを移動することもできます。例えば、日次、月次でバックアップジョブが分かれており、月次で取得していたVMの要件が変わり、日次用のバックアップジョブに変更したい場合など、既存のバックアップファイルごとジョブを切り替えられます。VM単位でバックアップファイルが作成されている必要があります。

PostgreSQL対応

・PostgreSQLのWALファイルのバックアップをサポート
・PostgreSQLのインスタンス単位のリストアをサポート
Linux上に構成されたPostgreSQLのみとなりますが、OracleやSQL Serverのようにログファイルのバックアップが可能になりました。それに伴い、特定時点でのインスタンス単位のリストアも可能になります。

・構成データベースとしてPostgreSQLをサポート
Veeamの構成情報の保存先としてSQL Server ExpressとPostgreSQLから選択できるようになりました。SQL Server Expressのデータベースサイズなどの制限の影響を受けません。

多要素認証

コンソールへのログイン時にユーザー/パスワードのみでなく、ワンタイムパスワードが必要になるように設定が可能です。Google Authenticator等のような認証アプリを使用して、QRコードを読み取り、ワンタイムパスワードを生成します。

また、ログインに関連して自動セッションログオフも追加されます。一定期間操作がなかったら自動でコンソールからログオフします。

その他新機能

・Veeam全体でVMを除外

・ベストプラクティスアナライザー(セキュリティや保護の状態を分析)

・IPv6サポート

・Internetへのトラフィックルールを複数設定が可能

・Linuxイミュータブルリポジトリをプロキシとしても利用可能に

・NASのイミュータブルリポジトリへのバックアップをサポート

・NASのテープへのバックアップをサポート

・Linuxのテープサーバーをサポート

・SureBackupに物理/仮想混合で複数台設定可能

Veeam v12新機能セミナー!クラウドへの直接バックアップ、多要素認証など便利機能をまるっと解説

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