Veeam v12でバックアップコピーが強化!スケジュールでのジョブ実行などが可能に


Veeam Backup & Replication v12で多くの新機能や機能改善がありましたが、バックアップコピーもその対象となっております。

・Periodic copy(定期コピー)の仕様変更
・バックアップコピーモードの変更
・GFSリストアポイントのアクティブフル
・リストアポイント選択オプション
・マシン単位でのバックアップチェーン

Periodic copy(定期コピー)の仕様変更

従来のPeriodic copyは、ジョブ設定指定されたインターバル内で最新のリストアポイントを検知したときに、バックアップコピー先のリポジトリに対してデータをコピーする仕様でした。
v12からは、バックアップジョブと同様にスケジュール設定が可能となり、任意のタイミングでバックアップコピーを実施することが可能となりました。

そのため、バックアップジョブは毎日実行し、バックアップコピージョブは週末にだけ実行するといった設定も可能です。

バックアップコピーモードの変更

以前のバージョンでは初回で設定したバックアップコピーモードを変更することができなかったため、わざわざバックアップコピージョブを作成し直す必要がございましたが、v12からはバックアップコピーモードを自由に変更可能となりました。

GFSリストアポイントのアクティブフル

長期保持ポリシー(GFS保持ポリシー)を利用してフルバックアップを作成する際に、バックアップコピー元のリポジトリからデータを読み取ってフルバックアップを作成するアクティブフル方式とバックアップコピー先のリポジトリに保持されているデータを合成してフルバックアップを作成する合成フル方式がございます。
定期コピーモードではどちらも対応しておりましたが、即時コピーモードでは合成フル方式しか対応していませんでした。
ただ、v12からは即時コピーモードに対してもアクティブフル方式で長期保持用のフルバックアップを作成できるようになりました。

リストアポイント選択オプション

v12の定期コピーコピーモードでは、バックアップコピー元となるバックアップジョブが実行中であった場合に、作成中のリストアポイントが完了するまで待つか、作成済みのリストアポイントの中で最新のものをコピーするかを「Process the most recent restore pint instead of waiting」で設定できるようになりました。

マシン単位のバックアップチェーン

v12からバックアップコピージョブもマシン単位でバックアップチェーン(フル+増分バックアップのつながり)を作成するようになりました。
v11以前に作成したバックアップコピージョブであってもマシン単位のバックアップチェーン形式にアップグレードすることでv12で追加/変更された機能を利用可能になります。

手順につきましては、こちらをご参照ください。

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