Veeam 12.1 を検証!第二弾:オブジェクトストレージのバックアップやオプション機能の強化


先日Veeam 12.1のβ版が公開されました。現時点でクライムにて判明している機能を下記に記載します。
※β版のため、今後のリリース次第で変わる可能性がございますので、ご了承ください。

オブジェクトストレージを対象にバックアップができるようになったり、Veeam Explorerやプラグインに関する情報が追加されていたりなど、弊社で確認できたところだけでも追加情報が多いため、ブログを2つに分けてご紹介しております。
ランサムウェア対策に関する新情報については下記ページをご参照ください。

Veeam 12.1 を検証!第一弾: ランサムウェア対策追加情報

オブジェクトストレージのバックアップ

Amazon S3やS3互換ストレージ、Azure Blobを対象にバックアップができるようになるようです。

設定の流れとしては、NASバックアップと同様な流れで保護対象となるオブジェクトストレージを登録します。

その後は、ジョブ設定にて保護対象となるバケットやその配下のフォルダを選択してバックアップを取得することが可能です。

インストール時のライセンス適用

インストールウィザードのライセンスステップにて「Sign-in with Veeam account」を選択することで、事前にライセンスファイルをダウンロードせずともVeeamアカウントにログインすることで適用することが可能となりました。

通知方法の追加

バックアップ結果等の通知方法として、Syslogサーバを利用した通知が追加予定です。

Veeam AIアシスタントの追加

AIアシスタントがVeeamコンソールに追加されました。簡単な質問であれば、Veeam AIアシスタントのほうで答えてくれます。

認証情報の追加

Guest ProcessingステップにてゲストOSへアクセスするための認証情報として、K10認証トークンを使用することが可能となります。

KMSとの連携

KMS(Key Management Servers)との連携が追加予定です。

Protection Groupの強化

Protection Groupにマシンを登録する際に、認証情報を使用する方法に加え、Veeam Deployer Serviceというものを利用して証明書ベースで登録する方法が追加されました。

Veeam Explorer for SAP HANAの追加

Veeam Explorer for SAP HANAが追加されました。SAP HANA上のアイテムをリストアできるようになる予定です。

IBM Db2 LUWプラグインの追加

IBM Db2 LUWプラグインが追加予定です。SQL Serverプラグインと同様に、手動で.tarまたは.rpmファイルをバックアップ対象OSへ構成する必要があります。

下記ブログからあるようにLinuxとAIXのみ対応とのこと(Windows非対応)
https://www.linchtips.com/post/sneak-peak-into-veeam-s-v12a-object-storage-and-db2-announcements

Veeam ONEとの連携

VeeamコンソールにAnalyticsというビューが追加されており、”The VeeamOne is not registered”とあるため、今後VBR上でVeeam ONEの監視ができる可能性があります。

動画:バックアップ『しながら』ランサムウェア検出も!? セキュリティ強化が満載! Veeam 12.1

ご不明点などございましたら是非こちらからクライムまでお気軽にお問い合わせください。

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