前回のブログに引き続き、アメリカ サンディエゴで開催されているVeeam ONで発表された情報についてご紹介します。

ISOでの堅牢化リポジトリの構築
実験的サポートとされていたVeeam Hardened Repository ISOにとって代わり、
ソフトウェアアプライアンス「VeeamJEOS ISO」を使用して堅牢化リポジトリを簡単に構築することが可能になります。

インストール手順については、速報レポート①で紹介しました、Veeam Software Applianceとほとんど同じで、接続するネットワークやNTPサーバの設定後、MFAやSSH接続の有効化といったセキュリティレベルの設定を管理する”Security Officer”の登録も可能です。


構築された堅牢化リポジトリサーバは、Web UIから管理できます。

アップグレードを実施する際、「repair mode」を使用してアップグレードに関する警告の有無を確認ことが可能です。

セッションの中で、「VeeamJEOS ISO」を用いて構築された堅牢化リポジトリの動作検証において、Veeamから認証を受けたベンダー製品と動作テストに成功したものが紹介されました。


Veeam ONE v13
Veeam ONE v13では大きくわけて4つの特徴が紹介されました。

1. エージェントベースでのデータ収集、レポート用データベースによるエンタープライズ拡張性
Agentベースでのデータ収集により、さらに幅広く、高パフォーマンス、ハイセキュアに、パフォーマンスデータやメトリック、ログ情報を集めることが可能となります。
また、専用のPostgreSQLデータベースを使用した高速な分析も可能となります。


2. 新しい対話型のレポートエンジン
JavaScriptベースのレポーティングエンジンによってインタラクティブなレポート生成が可能となります。また、データのステータスやワークロード、最終結果やプラットフォームごとのグループ化も可能で、生成したレポートはPDF、CSV形式での出力が可能です。

3. 使いやすいWebクライアントデザイン
モニタリング、レポーティングクライアントが更新され、Web UIからアラームの概要やVeeam Intelligentの結果を確認できます。また、ダッシュボード、レポート、アラームを縦断した検索も可能となります。

4. Veeam Data Platformにまたがった幅広い分析
Veeam ONEで生成したレポートをVBR上から直接確認することも可能となります。

クライムでは今後、今回のブログで記載した内容をはじめとして、Veeam ON 2025に関するWEBセミナーも実施予定となっております。
ご不明点などありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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