VBKファイルはフルバックアップファイル、VRBファイルはロールバックファイル、
VIBファイルはインクリメントファイルです。
VeeamBackup&Replication V5ではバックアップモードがReversed IncrementalとIncrementalがあり、
Reversed Incrementalモードは初回フルバックアップの後、2度目以降のバックアップでは、
既にあるフルバックアップファイルにロールバックファイル(VRBファイル)分を合成し、
最新のフルバックアップファイルを作成します。
↑フルバックアップファイルを取り直すわけではなく、ロールバックファイル(VRBファイル)分を合成するだけです。
Incrementalモードは初回フルバックアップの後、2度目以降のバックアップでは、
インクリメントファイル(VIBファイル)のみ作成します。
但し、オプションの動作によりファイルに変化があります。
Enable Synthetic fullsオプションを有効とすると、
指定日にフルバックアップ(VBKファイル)を生成し、
インクリメントファイルは作成しません。
さらに「Enable Synthetic fulls」オプションを有効プラス
「Transform precious ~ rollbacks」を有効とすると、
指定日に前回のフルバックアップ(VBKファイル)~インクリメントファイル(VIBファイル)を使い
最新のフルバックアップ(VBKファイル)とロールバックファイル(VRBファイル)を作成します。
Reversed IncrementalとIncrementalのモードの使い分けについては、
ディスクバックアップであればReversed Incremental、
テープバックアップであればIncrementalとされています。
//www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-backup-1962
//www.climb.co.jp/blog_veeam/veeam-backup-6619
その他、リストアする際、直近の日付と過去日付の
どちらにリストアする可能性が高いかにより、
直近の日付であればReversed Incrementalや「Enable Synthetic fulls、Transform precious ~ rollbacks」の有効
過去日付であればIncrementalや「Enable Synthetic fulls」の有効とすることで
リストア時間の短縮につながります。
サイズを節約したいということであれば、Reversed Incrementalや「Enable Synthetic fulls」の無効、
「Enable Synthetic fulls、Transform precious ~ rollbacks」の有効とすることで
合成などを行うのでサイズを節約できます。
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