Veeam Backup & Replication Version 6(※以下Veeam 6)のInstant VM Recovery、 マイグレーション機能を利用しての障害復旧手順を紹介します。
Instant VM Recoveryの機能で作成した仮想マシンはVeeamのJobが起動中の間だけ存在する一時的な仮想マシンです。しかしこの一時的な仮想マシンに対してVeeamの「マイグレーション機能」を利用することでvSphere上で通常に動作している仮想マシンとして再設定して恒久的に運用を継続されることが可能です。
1)Instant VM Recoveryとは
バックアップファイルから一時的に仮想マシンを作成。通常のリストアより高速に仮想マシンを展開できます。
2)マイグレーション機能
vSphereホスト上の仮想マシンを別のvSphereホスト上に移動します。
※VMwareのvMotoinのような機能です。
■参考
Veeam Bcakup & Replication Version 6のマイグレーション機能の紹介
■復旧手順
①Instant VM Recoveryで仮想マシンを一時的に展開します。
※注意点
Instant VM Recoveryの処理実行時に「Redirect virtual disk updates」にはチェックを入れないで下さい。
②マイグレーションで一時的作成した仮想マシンをvSphere上で通常に動作している仮想マシンとして再設定します。
関連トピックス
- Instant VM Recoveryの紹介
- 新機能「Sure Backup」の紹介【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- VMware対応のVMマイグレーション機能「Quick Migration」
- Oracleのオブジェクトレベルのリカバリ【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- MySQLのオブジェクトレベルのリカバリ【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- N2WS Backup &Recovery Ver4.1 新機能紹介ビデオ集
- Veeam Backup & Replication Version 6のリリースが開始【VMWare/Hyper-V対応 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- ダイナミック形式ディスクのバックアップ【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- Veeam B&R v12+Kasten K10 v6でインスタントリカバリ、K8sアプリケーションを数分で復旧
- U-AirとVeeam Explorerの違いについて【Veeam Backup & Replication】