CBT 機能に問題が発生し、利用できなくなっている場合、機能をリセットする必要があります。
下記の手順に従って CBT 機能をリセットしてください。
1. 構成パラメータの無効化
(1) 対象仮想マシンの電源を落とします。
(3) “オプション” タブを開き、 “全般” をクリックします。表示された中から “構成パラメータ” をクリックします。
(4) 表示されるパラメータ一覧から CBT 機能に関するパラメータの値を “false” に設定します。
ctkEnabled : CBT 機能自体の有効、無効
scsi0:x.ctkEnabled : SCSI 接続されている仮想ディスクの CBT 機能の有効無効、接続しているディスクの数だけ設定する必要があります。
ide0:x.ctkEnabled : IDE 接続されている仮想ディスクの CBT 機能の有効無効、接続しているディスクの数だけ設定する必要があります。
2. CTK ファイルの削除
(1) 対象の仮想マシンのデータストアを参照します。ESX ホストを選択し、 “構成” タブをクリック、対象の仮想マシンを保存しているデータストアを右クリックし、 “データストアの参照” をクリックします。
(2) 対象の仮想マシンのフォルダを選択し、フォルダ内の “xxx-ctk.vmdk” ファイルを削除します。
3. CTK テーブルの更新
CTK テーブルの更新のため、仮想マシンの再起動を行います。
(1) 対象の仮想マシンをパワーオンします。
(2) 対象の仮想マシンをパワーオフします。(この時点で CTK テーブルは更新されます。)
(3) 対象の仮想マシンをパワーオンします。(任意)
4. ジョブの実行
(1) ジョブを実行します。この際、CBT 機能を使用するオプションと、対象の仮想マシンの CBT 機能を有効にするオプションにチェックが入っていることを確認してください。
※ 画像は Ver 6.1.0.203 のものです。(Ver 5.x の場合は設定ウィザードの “Backup/Replication Destination”、Ver 6.x の場合はBackup ウィザードでは “Storage”、Replication ウィザードでは “Job Settings” から “Advanced” ボタンをクリックし、 “vSphere” タブを開くことで確認できます。)
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