Veeam Backup &Replicationでは通常、管理コンソールから仮想マシンのリストアを行います。しかし、サイト自体やVeeamインストールサーバに障害が発生し場合にはリストアが行えなくなってしまいますので、そのような場合には通常はVeeamを改めてインストールしていただき、Import Backupからバックアップファイルを登録し、リストアを行います。
しかし、Veeamを新たにインストール可能なPCがない場合やインストールしている時間も惜しい場合などにはVeeamインストールフォルダ( %PROGRAMFILES%\Veeam\Backup )内にあるextract.exeファイル単体(Linux上で実行する際には extractファイル)をVeeamインストールマシンとは別のマシンにコピーしておくことで対応可能です。
この解凍ツールはVeeamのバックアップファイル(vbk/vib/vrb)をコマンドから仮想マシンの構成ファイルに展開するためのツールです。そのため、これで展開したファイルをvSphereクライアント等でデータストアにアップロードし、vmxファイルをイベントリに登録することでリストアが行えます。
また、GUIが必要な場合には上記ファイルに加えて Veeam.Backup.Extractor.exeファイルもコピーしておくとGUIからバックアップファイルの選択などが行えます。
詳細の利用方法はこちらでご紹介しています。
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