テープメディアをVeeamで使用するには【Veeam Backup & Replication v7】


Veeam Backup & ReplicationはVeeam Backupサーバに直接接続されたテープデバイスを使用して、VMバックアップファイルの二次バックアップを行えます。テープデバイスは、ファイバチャネル(FC)、シリアル•アタッチドSCSI(SAS)、SCSI経由で接続することができます。また、Veeam Backupサーバ上でMicrosoft iSCSIイニシエーターを使用して、iSCSI経由でリモートサーバ上のテープデバイスに接続することもできます。

物理/仮想テープライブラリとスタンドアロンドライブをサポートしています。テープに必要なドライバがVeeam Backupサーバにインストールされていない場合、テープメディアがVeeam B&Rに認識されませんのでご注意ください。

下記はテープデバイスRDX QuickStationにiSCSIイニシエーターを使用して、iSCSI経由で接続した例です。この際、テープとデバイスの両方に接続する必要があります。テープデバイスに接続すると、Windowsのデバイスマネージャーにテープ、メディアチェンジャーが表示されます。Windowsに接続し、デバイスマネージャーに表示されたテープがVeeam B&Rで使用可能なテープとして検出されます。

Veeamのコンソール画面で検出されたテープデバイスはUnrecognizedメディアプールに追加されます。このままではデータの保存先として利用できないため、テープカタログジョブを実行し、テープを識別する必要があります。識別されたテープは下記メディアプールに移動します。

● Free
空のテープを含むメディアプール。
● Unrecognized
インベントリまたはカタログジョブによって識別されていないテープを含むメディアプール。
● Imported
テープインベントリまたはカタログジョブによって識別された空ではないテープを含むメディアプール。
● Retired
再書き込みの最大数に達したテープを含むメディアプール。

識別されたテープをバックアップターゲットとして使用することで、Veeamを使用したテープへのバックアップが可能になります。

関連トピックス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください