先日、Veeam Backup & Replication v7 R2のパッチがリリースされました。このリリースで、vSphere 5.5とWindows Server 2012 R2 Hyper-Vハイパーバイザーのサポートを開始しました。また、VMware / Hyper-VのゲストOSとしてWindows Server 2012 R2、Windows 8.1のフルサポートを行い、Veeam Backup & Replicationのインストールマシンとしてもサポートしております。このほかにも多数の新機能が追加されています。
目次
vSphere 5.5
vSphere 5.5以降では、vSphere API for Data Protection (VADP)のコンポーネント(VDDKとしても知られている)は64ビットのみで利用可能になりました。これは、vSphere 5.5ではVeeamバックアッププロキシをWindowsの64ビットにインストールする必要があることを意味します。しかし、vSphere 5.5にまだアップグレードしていないのであれば、以前のVDDKバージョンを使い続けるので、64ビットのプロキシに切り替える必要はありません。そして、混在環境ではインテリジェント負荷分散エンジンが処理タスクに応じて割り当てを行うので、32・64ビットの両方を持つことができます。
● vSphere 5.5をサポートしました。62TBの仮想ディスクと仮想ハードウェアv10の仮想マシンのサポートを含みます。
● vCloud Director 5.5をサポートしました。
● ゲスト仮想マシンとして、Windows Server 2012 R2とWindows 8.1をサポートしました。
● スナップショットデルタでいっぱいになることを防ぐために、データストアごとのアクティブなVMスナップショットの最大総量を制限するための機能を追加しました。
Windows Server 2012 R2 Hyper-V
Windows Server 2012 R2はHyper-Vとの相互作用に関して特に多くの変更があります。これが何を意味するかと言うと、WMI v1の名前空間が2012 R2から完全に削除されたように、WMI v2の名前空間を活用するために多くのコードの大規模な書き換えを行いました。このため、Windows Server 2012 R2にアップグレードする前に、徹底的にサードパーティのソフトウェアをテストしてください。
● Windows Server 2012 R2 Hyper-VとフリーのHyper-V Server 2012 R2をサポートしました。第2世代仮想マシンのサポートを含みます。
● ゲスト仮想マシンとして、Windows Server 2012 R2とWindows 8.1をサポートしました。
● System Center 2012 R2 Virtual Machine Manager (VMM)をサポートしました。
● Windows Server 2012 R2とWindows 8.1へのVeeam Backup & Replicationとコンポーネントのインストールをサポートしました。
Built-in WAN acceleration
● データ処理能力はハードドライブベースのキャッシュでは最大50%、SSDベースのキャッシュでは最大3倍まで増加します。データ処理エンジンの改善を最大限利用するために、ソース側のWANアクセラレータにはマルチコアCPUを搭載したマシンを推奨します。
Replication
● ソースとターゲットのサイト間のネットワーク接続が短期間で低下したとき、ソースとターゲットのプロキシサーバを再接続して、レプリケーションを再開する機能を追加しました。
Tape
● 同じホストに複数のテープライブラリパーティションを掲示することができる分割機能により、多くのエンタープライズクラスのテープライブラリのサポートを追加しました。
● インポート/エクスポートスロットの相互作用は、IBMとOracleの複数のテープライブラリのサポートを追加するために再設計されました。
Application-aware processing
● VM上に存在するパッシブなMicrosoft Exchange DAGデータベースを検出して、それに応じて処理をするアプリケーション認識処理ロジックを追加しました。
● Exchange CCRクラスタのサポートを追加しました。
User interface
● ユーザインターフェースはすべてのパネルやカラムと同様に、メインウィンドウのサイズと位置を覚えます。
これらの新機能に加えて、アップデートは多くのマイナーな機能拡張とバグ修正を行っています。詳細なリリースノートについては、7.0 R2 リリースノートをご参照ください。
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