毎年恒例で開催されているVeeamON、今年はラスベガスとバーチャルでの開催となり、日本時間だと5月17~19日に実施されています。ここではいち早くセッションの情報を展開していきます。
その他のセッション情報はこちらよりご覧ください。
・Veeam Backup for Google Cloud Deep Dive into Best Practices
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Veeam Backup for Google Cloud Deep Dive into Best Practices
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このセッションでは、クラウドネイティブ機能と連携し簡単にGCP VMのバックアップ&リストアが行えるVeeam Backup for Google Cloud Platformの次期バージョン3に関する新情報を中心に、いくつかのプラクティスを紹介していました。
まず、次期バージョン3では、バックアップ対象がGCP VMだけでなく、Cloud SQL for MySQLもサポートされるようになります。
クラウドネイティブのスナップショットを作成するのみでなく、任意のストレージクラスのバケットへアーカイブし長期保存することが可能となる予定です。
また、Web UIも一新され、より直感的にバックアップ状況の確認や操作が行えるようになります。
ここでコンソール右下の項目を見てみると、ボトルネックに関する情報が参照できます。
Worker wait timeでは、任意のバケットへのアーカイブ操作やファイルリストア操作に必要なワーカーインスタンスの起動、待機時間がボトルネックになっていないか確認できます。
Region disk quotaでは、現在のワーカーインスタンス構成で、ディスククォータが不足しているかの確認ができます。
この表示でアラートが出力された場合には、指定されたリージョンのPersistent Diskのクォータを増やします。
さらに、管理アプライアンスとして動作しているVeeam Backup for Google Cloud Platform自体のリソース使用状況がひっ迫していないか確認が可能です。
また、スナップショットのアーカイブ先として安価なストレージクラスを指定することで、長期間データを保持するコストを抑えることが期待されます。
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また、管理アプライアンス自体の構成情報の保護やリストアが可能なConfiguration Backup機能も追加される予定です。
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