Veeam Backup & Replication (VBR)はソースとしてのOracle Linux KVMのサポートを開始しました。ここではこの新機能の概略を紹介します。
利用開始はVeeamサイトからVBR 用の oVirt KVM Plug-inをダウンロードし、VBRサーバにインストールするだけです。oVirt KVM Plug-inのインストールをする前に以下の前提条件が必要です。
完了したら、コンソールに戻って「Inventory」⇒「Add Server」と進むと、Oracle Linux KVMがオプションとして表示されます。
サーバの追加は、他のソース・サーバの追加と非常によく似ています: DNS名またはIPアドレスを入力し、認証情報を入力するだけで、ワークロードの保護を開始できます。しかし、ワークロードの保護は、実際にリストアを実行できる場合にのみ役に立ちます。
サーバーが追加されると、バックアッププロキシ(backup proxy)を配置するよう指示されます。これは VBR がハイパーバイザと対話するために必要です。ウィザードは新しいプロキシをデプロイするか、既存のプロキシに接続するかの簡単なプロセスを指示します。ここで場合はウィザードに従って新しい oVirt KVM プロキシを作成することにしています。セットアップの一部として、特定のネットワークを割り当てたり、プロキシの管理者アカウントを定義したり、使用できるバックアップリポジトリを制限したりできます。
すべての作業が完了したら、バックアップとリストアジョブの作成に進みます。データのリストアに関しては、多くの柔軟性があります。バックアップはOracle Linux KVMにリストアすることもできるし、パブリック・クラウド(Microsoft Azure、Amazon Web Services、Google Cloud環境)にリストアしたり、別のハイパーバイザー(Nutanix AHV、VMware vSphere、Microsoft Hyper-V)にインスタント・リカバリを実行することもできます。
Veeam Backup for Oracle Linux KVMのお問い合わせはこちらへ
関連トピックス
- バックアッププロキシ追加(Backup Proxies)VMware設定
- Veeam Backup & Replication v11新機能予定:Linuxプロキシサーバの機能改善
- AHVバックアッププロキシの名前解決について[Veeam Backup for Nutanix AHV]
- Job実行時に使用するネットワークの帯域設定手順の紹介【VMWare/Hyper-V対応 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- Linuxプロキシ+NFSリポジトリでスケールアウト構成をもっと簡単に!設定の紹介~スクリプトによる自動化まで[Veeam Backup & Replication]
- プロキシーによる仮想マシン・レプリケーションの可用性、パフォーマンス、そしてインテリジェンス[Veeam Backup & Replication]
- リポジトリの同時実行タスク数のカウントについて[Veeam Backup & Replication]
- Veeam Data Moverの重要性
- Virtual Labの機能説明【VMWare専用 バックアップ & レプリケーションソフト Veeam】
- Veeam Backup & Replication システム要件の考え方