仮想マシンのオーナーが自身の環境を簡単に監視・管理【Veeam ONEのマルチテナント機能】


Veeam ONE v8からマルチテナント向けの機能として、vCener ServerもしくはvCloud Directorの権限と連携してVeeam ONEでの監視、管理の範囲をユーザごとに制限する機能が追加されました。
権限
上の左の図のように仮想環境の権限設定でアクセス可能な仮想マシンやデータストア、クラスタを制限していたとします。この際に対象の制限が行われたユーザがVeeam ONE MonitorやReporterにアクセスすると右の図のようにVeeam ONE側でもアクセスが制限されます。

例えば下記のようにユーザJohn Doeに自身がオーナーとなっているリソースプールJohn DoeにのみvSphere Clientから権限を与えていたとします。
VI設定

この時にこのユーザJohn DoeがVeeam ONE Monitorにアクセスすると下記のように制限された範囲でのみ監視が行えます。
制限範囲

また、Veeam ONE Reporterからレポートを作成した場合にも、アクセスが許可されている範囲のみのレポートが作成されます。
レポート

このようにVeeam ONEで改めて権限設定を行わなくとも各ユーザに自身の環境の監視・管理を委任することができるようになり、管理者はVMオーナーからの要望に簡単に答えることができます。

関連トピックス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください