Veeam ONEでは各種レポートをVeeam ONE Reporterから簡単に作成可能です。ただ、組み込みのレポートではオブジェクトに関してどのような情報を出力するのかといったことを全て指定することはできません。このような場合にはCustom Reportから自身が取得したい情報を選択し、レポートの構成を行う必要があります。
上記の例では、仮想環境内の任意の情報をレポート化できるCustom Infrastructureレポートを用いて、Name(VM名)、UUID、Morefの情報をレポート化しています。しかし、このままですと指定した環境内の全てのVMの情報が出力されることになり、動的に変化する特定のVMのみの情報を取得する際には、レポート生成時にVMを再度選択しなおす必要があり、とても不便です。
このような場合に便利な機能がBusiness Viewです。Business Viewでは仮想環境内の任意のオブジェクトを静的、動的にカテゴライズ(分類)することが可能です。今回はレプリケーションに含まれるVMを動的に検出するように構成を行いました。このように構成することでレプリケーションジョブ名のグループを自動作成し、分類させることが可能です。
この分類を用いてレポートを出力することで下記のように「レプリケーションされたVM」で分類し、出力できます。
このようなレポート作成、分類の設定方法の詳細をこちらでご紹介しています。
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