Veeam Backup & Replication Ver 9.5 Update4 と同様に Veeam ONEも大きな機能アップがされています。ここではVeeam Intelligent Diagnosticsを紹介します。
利用方法
Veeam Intelligent Diagnosticsは、Veeam Backup&Replication環境からのログを既知の問題シグネチャのリストと比較することによって機能します。 これらのシグネチャはVeeamから直接ダウンロードされるので、逆に家に電話すると考えてください。 すべてのログの解析と分析は、監視したいすべてのVeeam Backup&ReplicationサーバーにインストールされているVeeam Intelligent Diagnosticsエージェントを使用してVeeam ONEによって行われます。
これらのシグネチャは、必要に応じてVeeam Supportによって簡単にアップデートできます。 これにより、Veeam Supportがすでに同じ特性や原因を持つ多数のケースに気付いている場合には予防的な対応が可能になりユーザがそれらに接する前に問題を修正することができます。 Veeamユーザがトラブルシューティングに費やす一般的な設定ミスなどのことを考えてください。 Veeam Intelligent Diagnosticsを利用しているVeeamユーザーはそれらを簡単に回避できます。
問題が検出されると、Veeam Intelligent Diagnosticsは、自動または半自動の2つの方法のいずれかで問題を解決できます。 半自動方式では、問題を修正するために手動の承認が必要です。 Veeamはこれらの修正を「修復アクション(Remediation Action)」と呼びます。 どちらの場合も、問題が検出されるとVeeam ONEアラームがトリガーされます。 Veeam Intelligent Diagnosticsは、またアラームに便利なVeeam Knowledge Baseの記事を包含し、ユーザは回避できている問題点を理解できます。
容易な管理
Veeam製品の魅力の1つは、それらが使いやすく、使い始めるのがいかに簡単かということです。 Veeam Intelligent Diagnosticsは、潜在的な問題が発生する前にそれらを排除し、Veeam Backup&Replicationを使いやすく管理しやすくすることで、さらに一歩進めます。 運用上の複雑さを軽減することはどの組織にとってもメリットであり、Veeam Intelligent Diagnosticsはこれを実現します。Veeam ONEはVeeam Availability Suiteでは Veeam Backup & Replicationと一緒にパッケージされています。
関連トピックス
- [Veeam ONE 9.5 Update4] Veeam Intelligent Diagnosticsとアラーム修復アクション( remediation action)との組み合わせでのインテリジェント診断
- これで安心!バックアップ環境の問題を自動診断するIntelligent Diagnostics[Veeam ONE]
- Veeam小ワザ集:最新版9.5u4で使える便利機能を紹介![Veeam Backup & Replication]
- Veeam Backup & ReplicationとVeeam ONEを併せて使用する5つの理由
- トラブルシューティングにおけるVeeam ONEの威力を探求する
- N2WS AnySnap Archiver : 新規データ・ライフサイクル管理機能
- Veeam ONE Ver10 の新しいアラーム/修正機能および診断機能の強化
- プロキシーによる仮想マシン・レプリケーションの可用性、パフォーマンス、そしてインテリジェンス[Veeam Backup & Replication]
- CloudBerry Backup 6.0 リリースと主な新機能
- VMware KB:「VDDK5.1でのバックアップ/リスト問題」に関するVeeam社の正式見解