Amazon EC2やAmazon RDS、Amazon EFS、Amazon VPCのデータ保護をエージェントレスに実施することができるVeeam Backup for AWS。Amazon EC2全体のイメージベースな保護を実施することが可能ですが、リストアが必要な場合は、EC2インスタンス全体の復旧はもちろん、EBSボリューム単位での復旧や、フォルダ/ファイル単位で復旧させることも可能です。
これらの復旧実施時は、Veeam Backup for AWSのWebブラウザ管理画面から一元的に実施できますが、ファイル単位の復旧(以下、ファイルレベルリストア)を実施する際は、リストア対象のファイルを、Webブラウザ画面に接続しているローカルマシンにダウンロードする手法と、直接元のEC2インスタンスに復元する手法の2通りで実施することが可能です。
このうち、直接元のAmazon EC2に対してファイルレベルリストアを実行する際は、元のEC2インスタンスが AWS Systems Manager(以下SSM)と通信可能かつ、Amazon sqsやAmazon kinesisサービスへアクセス権限を持つIAMロールがアタッチされている必要があります。
これらのセットアップ詳細手順に関してはこちらから!
関連トピックス
- Amazon EC2のアプリケーション静止を考慮したデータ保護 [Veeam Backup for AWS]
- MSP360(CloudBerry) Backupを利用してのAmazon EC2にサーバ全体をリストア(復元)する方法
- 【Veeam Backup for AWS 3.0新機能】ファイルレベルリストアの対応強化
- ブータブルファイルを使用したイメージベースバックアップからの復旧 : Cloud Berry Backup
- フェイルオーバ/バック操作まとめ ~フェイルオーバ編~ [Veeamレプリケーション]
- バックアップの復旧検証機能によるランサムウェア対策 [Veeam SureBackup]
- VeeamON 2022 セッション情報速報①
- vCenterサーバのバックアップ/リストアにおけるベストプラクティス
- Veeam B&R v12+Kasten K10 v6でインスタントリカバリ、K8sアプリケーションを数分で復旧
- AWS PrivateLinkやAzureプライベートエンドポイントを介したS3やBlobへのVeeamバックアップデータの転送