Veeam -システム要件
Hyper-Vの無償版(Microsoft Hyper-V Server) には対応していますか?
はい。Veeam Backup & Replication は、Hyper-V のすべてのバージョンをサポートします。
Veeam Backup & Replication と vCenter Serverを同じマシンに導入してもいいですか?
技術的にはVeeam Backup & Replication(Veeam B&R)とvCenter Serverを同じWindowsマシンに導入することは問題ありません。
しかし、この2つのソフトウェアを同居させることは推奨しておりません。
理由として以下の3点があげられます。
- 双方ともにリソースを消費しやすいソフトウェアであり、リソースの適切なプロヴィジョニングが難しいこと
- 片方に障害が発生しマシンの再起動が必要となった場合、もう片方の動作に影響をおよぼすこと
- 双方ともにデフォルトのインストールではSQL Server Express Editionをインストールし使用しますが、Express Editionは使用可能なリソースに制限が加えられており、VeeamとvCenter双方からの激しいアクセスに耐え切れず双方の挙動に影響を及ぼすことがあること
これらの理由のため、可能であれば別々のマシンにインストールしていただくことを推奨しております。
Windows Storage Server をVeeamサーバとして利用可能ですか?
Windows Storage ServerとWindows Serverは同じコードを元に構築されているため、基本的には全てのVeeamのコンポーネントをStorage Server OS上にインストール可能です。
Veeam Server console
Veeam Backup Proxy
Vpower NFS server
WAN accelerator
Backup repository
しかし、Windows Storage Serverはベンダーによってカスタマイズされていることが多く、.NETの機能が有効化されていない場合や.NET Frameworkのインストールに問題がある場合があります。このような場合にはVeeam ServerのGUIは.NETコンポーネントに依存しているため、インストールすることができません。
.NETコンポーネントについてWindows Storage Serverのエンドユーザライセンス(EULA)のご確認やベンダーへのお問い合わせをお願いいたします。
EULAのパス C:\windows\system32\license.rtf
開発元KB http://www.veeam.com/kb1923
vCloud Directorに対応していますか?
はい、対応しています。
サポートするプラットフォームについてはこちらをご参照ください。
サポートするバックアップ保存先
リポジトリサーバのローカル(内部)ストレージ
リポジトリサーバに直接接続されたストレージ(DAS)
※外部のUSB/eSATAドライブ、USBパススルー、RAWデバイスマッピング(RDM)ボリュームなどを含みます。
ストレージエリアネットワーク(SAN)
※バックアップリポジトリにハードウェアまたは仮想HBA、ソフトウェアiSCSIイニシエータを介してSANファブリックに接続する必要があります。
ネットワーク接続ストレージ(NAS)
-SMB(CIFS)共有:リポジトリとして直接登録することが可能です。
-NFS共有:Linuxのリポジトリサーバにマウントする必要があります。
高度な連携が可能な重複排除ストレージアプラインス
-Dell EMC Data Domain(DD OSバージョン5.6、5.7、6.0、6.1)
-ExaGrid(ファームウェアバージョン5.0.0以降)
-HPE StoreOnce(ファームウェアバージョン3.15.1以降)
-Quantum DXi(ファームウェアバージョン3.4.0以降)
関連トピック
バックアップ先はどこが選択できますか?
Veeam Backup & Replication Enterprise Managerに推奨される環境
※Veeam Backup & Replication Enterprise ManagerはWebブラウザからVeeam Backup & Replicationのバックアップ・レプリケーションジョブ等を管理するためのソフトウェアです。またEnterprise版の機能であるU-Airや1 Click File Restoreでも使用いたします。
ハードウェア
・CPU: x86-x64 プロセッサ
・メモリ: 4 GB RAM (推奨する最小構成)
・ディスク容量: システムディスク上に 2 GB
・ネットワーク: 1Gbit/sec
対応OS(下記のの64bit OSにインストール可能です)
●Mictosoft Windows Server 2022(Veeam Backup Enterprise Manager 11a以降で対応)
●Microsoft Windows Server 2019
●Microsoft Windows Server 2016
●Microsoft Windows Server 2012 R2
●Microsoft Windows Server 2012
●Microsoft Windows 2008 R2 SP1
●Microsoft Windows 2008 SP2
●Microsoft Windows 10
●Microsoft Windows 8.x
●Microsoft Windows 7 SP1
SQL Server(有償版もしくはExpressエディション)
●Microsoft SQL Server 2019
●Microsoft SQL Server 2017
●Microsoft SQL Server 2016
●Microsoft SQL Server 2014
●Microsoft SQL Server 2012
●Microsoft SQL Server 2008 R2
●Microsoft SQL Server 2008
※インストーラにはMicrosoft SQL Server 2012のExpressが含まれています。
ソフトウェア
Microsoft .NET Framework 4.7.2 ※インストーラに含まれます。
Microsoft Internet Information Services 7.5 以降
※IIS 8.0の場合、ASP.NET 4.5、.NET 4.5拡張機能を含みます。
※IIS8.5の場合、Veeam Self-Service Backup PortalとvSphere Self-Service Backup Portalを使用する際には、URL書き換えモジュールが必要です。
※これらのコンポーネントがインストールされていない場合、セットアップ中に自動的に構成することも可能です。
ブラウザ
Internet Explorer 11.0以上
Microsoft Edge
Mozilla Firefox、Google Chromeの最新版
※JavaScriptとWebSocketを有効にする必要があります。
※Enterprise Managerからエクスポートしたレポートを表示するためにMicrosoft Excel 2003以上が必要です。