保護グループウィザードが改善され、グループに含まれるサーバーのアプリケーションプラグインのインストールとアップデートを制御するための設定が追加されました。アプリケーションのトポロジーに関する情報収集と、スキャンおよび再スキャン時のOracle RACおよびSAP HANAシステムの検出ができるようになりました。
アプリケーションのバックアップポリシーには、各サーバーのバックアップ処理をリアルタイムで監視し、データベースやREDOログのバックアップの統計やレポートを可視化するツールがあります。
また、Oracle RMAN、SAP HANA、SAP on Oracleのバックアップをバックアップコンソールからポリシーに基づいてオーケストレーションする機能があり、各データベースサーバーのプラグイン設定やバックアップシナリオを手動で整備する必要がなくなりました。また、Version12では、これらのプラグインによるバックアップと復旧の速度が最大で3倍に向上しています。
Microsoft SQL Server用の新しいプラグインは完全に刷新され、SQL Server(VDIプラグイン)との深い統合を実現し、Veeamリポジトリへの直接バックアップを可能にしました。VDIプラグインは、バックアップの一貫性を確保するためにネイティブな手段を使用し、スナップショットベースのバックアップとは異なり、Microsoft VSSに依存しないため、共有ボリュームを持つWindows Server Failover Clustersなど、異なるSQL Server構成のバックアップを可能にします。
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