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エスプレスレポートESエンタープライズ対応の情報配信レポーティング・ツール
EspressReport ESはユーザの現状のインフラ投資を利用するようにデザインされています。
JavaEEアプリケーション環境にフルにディプロイされているので特別なサーバ・サイド・アプリケーション・プロセスを必要としません。
ERESサーバはアプリケーション・サーバ/サーブレットとJSPコンテナ内でサーブレット・コレクションとしてディプロイします。サーバにディプロイされている他のサーブレット/JSPはERESサーバに接続し、情報(ファイル名、スケジュール情報、スケジュール化されたチャート/レポート)を取得することができます。
データベース・バファリングによりレポートは再使用時に高速化が図れます。
ERESはシングル・サーバでもクラスタ環境でもディプロイが可能です。クラスタでの稼働時には1台はロードバランサとクラスタ・メンバーへのすべてのインカミング・クライアント・リクエストのルートを行いながら、一方では共有のバックエンド・ファイル構成を保持します。このコンフィグレーション・オプションによりERESは大規模ユーザ数に対応する可用性(HA)ディプロイへのスケールアップが可能です。
ほとんどのサーバ機能はリモートからブラウザ・インターフェイスを使用して管理が可能です。これにより管理者はWebブラウザのみを使用してどこからでもユーザ/グループ管理とサーバのコンフィグレーションが可能です。
EspressReport ES(ERES)は、ユーザがゼロクライント的なブラウザ・インターフェイスを経由しても幅広いクエリとレポートが可能なアドホック・レポーティングとクエリを提供します。他のツールとは違い、ERESは高度分析ではなく、ビジネス・ユーザのためのシンプルなクエリ・インターフェイスを提供します。それらのツールを使用することでユーザは特別なトレーニングが無くても、クエリの作成、データ・ソースからのレポートとチャートの構築、結果の配信が可能です。
データビュー・インターフェイスを使用して管理者はテーブルの事前定義、ジョイン、フィールド、さらには実質的にローカル・スキーマを作成するフィルタを使用することでデータベースの複雑性から回避することができます。エンド・ユーザはデータベース構成の知識がなくともフィールドの選択、オーダリング、ソーティング、アグリゲーションを実行することができます。
QuickDesignerコンポーネントを使用してユーザがデータビューのクエリ、そして結果を素早く最終レポート/チャートへ展開できます。QuickDesignerはOrganizer内の全てのデータ・ソース上でレポート/チャートを稼動することができ、ユーザはクエリ作成にはポイント・アンド・クリック・インターフェイスを使用するだけです。
ユーザはデータをアレンジ、ソート、ダイナミック・フィルタリングの実行を行うことができます。ユーザが一度クエリを作成すれば、QuickDesignerは洗練されたレポートや、チャートを組込んだレポートへ展開できるクエリが可能なフォーマット・オプションを提供します。
ビジネス・ユーザはQuickDesignerを利用してレポート作成・編集サイクルからの開発リソースから解放されて、独自のアドホック・レポーティング要求の多くを解決することができます。QuickDesignerを使用して作成されたレポート/チャートはそれらが他のアプリケーション・レポートとして公開できるように中央のレポジトリに保存されます。
EspressReport ESは企業内における共同型のレポート開発と管理が可能な中央型サーバサイドのレポジトリが可能です。レポート開発者と管理者はOrganizerインターフェイスでクエリ、レポート、チャートの作成、編集、セキュリティ化が可能です。
Report Designer クリックで拡大表示します
Organizerはクライアント上でアプリケーションとしても、Webブラウザからサーバから直接起動させることができます。それは中央型レポート・レポジトリとしても、レポートとチャート開発用のプラットホームとしても利用できます。レポート開発者はOrganizerからReport Designer と Chart Designerを使用することができます。Report DesignerはOrganizerから利用することができ、そのグラフィック・ユーザ・インターフェイスでレポートを作成・カスタマイズすることができます。そのシンプルなドロップ・ドラッグ・インターフェイスと豊富な編集/フォーマット機能でレポートを早く、そして簡単にデザインすることができます。
Chart Designere クリックで拡大表示します
Chart Designerではユーザがチャートをそれ自体とレポートに組込んだ形でデザインとカスタマイズできます。
ユーザはデータ・ファイル及びデータベース・クエリからのデータを基にして幅広いチャートを作成することができます。そのポイント・アンド・クリック・インターフェイスにより非常に高度な柔軟性を持って素早く、そして簡単にチャートを作成することができます。
さらにOrganizerを使用して管理者はレポート・デザイナのためにデータ・ソースとデータベース接続の設定を行うことができます。またプリビレッジとセキュリティもOrganizerを利用して安全性を確保したいフォルダ、レポート、データに適応させることができます。
豊富な配信オプション
ERESにおけるレポートとチャートは多くの手法でWeb環境へ配信することができます。ERESはエンド・ユーザ用のレポーティング・ポータルを提供します。Menu Pageと呼ぶカスタマイズ可能なHTMLインターフェイスを使用して各種フォーマットをレポートすることができます。中央のレポジトリ内のレポートは自動的にポータルに公開され、セキュリティ・ロールは、全体に適用されます。
レポートはインタラクティブなDHTMLビューワを使用してビューイングが可能です。ユーザはこのシンクライアント・インターフェイスを使用してレポート内のデータをダイナミックにフィルタ、ソート、グループ化することができます。さらにレポジトリのレポートはHTTP URLコールを経由して稼動させることができます。ユーザは希望する出力フォーマットを指定して直接レポートを要求することができ、レポートは直接クライアントにストリーム配信されます。さらにアドバンスな公開とインテグレーションでは、EspressReport ESはWebアプリケーションにレポートが統合できるように豊富なJava APIを準備しています。サンプルのディプロイ用コードを使用することでユーザは簡単にユーザ・アプリケーションの一部としてカスタム・ポータルとプレゼンテーションを作成することができます。
EspressReport ESを活用してユーザはすばらしいダッシュボード・プレゼンテーションを作成することができます。ユーザはシステムにディプロイされたチャート、レポート、マップを使用して、適切な情報のキーな部分を簡単に理解でき、カスタムで、ダッシュボード説明として表示することができます。
ダッシュボード・プレゼンテーションは選択したレポート/チャート/マップを全て1ページに表示することができ、ユーザは重要なデータのスナップショットを行うことができ、データの指定範囲にダイアルインすることができます。ダッシュボードのどのアイテムにもドリルダウンが可能で、ユーザはさらに詳細な情報を重要な数値としてドリルダウンができます。
他の多くのダッシュボード・ソリューションとは違い、EspressReport ESのダッシュボードは管理や開発のオーバヘッドがなく、開発することができます。Dashboard Builderインターフェイスはユーザがシンクライアント、ポイント・アンド・クリック環境でカスタムなダッシュボードを作成できる全てのツールを備えています。このダッシュボードを使用して簡単にデータの配信と他のユーザと共有が可能です。
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EspressReport ESには、通常のレポート/チャート機能に加えてデータのビジュアル化やプレゼンテーション、ユーザの知識向上のために強力な次元を追加するためのインタラクティブ・マップ機能があります。
地理的、空間的な形式のデータの可視化は分析と決定支援のために非常に役立ちます。
マップを使用した高度なビジュアル化は多く一般的かつ、多様した問題を解決することができます。
例:売上げの高い地域は?Webサイトの訪問者が多き地域は?などビジネスに密着しています。
AndroidブラウザとSafariに対する強力なサポートにより、iPhone、iPad、Androidデバイスのユーザはいつでも、どこでも企業内の共有情報にアクセスすることができます。
アプリケーションのダウンロードやインストールをする必要もありません。モバイル・ブラウザを使用することで、すぐに活用可能です。
エンド・ツー・エンドのセキュリティにより正確な情報を、正確なユーザに、正確な時間に配信することができます。
また、サーバからフィルタ条件にマッチする適切なデータのみが配信されることによりワイアレス・ネットワーク負荷を軽減することができます。
EspressReport ESはレポートのページとエレメント・レベルのセキュリティと同様にユーザ/グループ・プリビレッジを管理する強力なセキュリティ・フレームワークを提供します。ERESは、レポーティング実装の拡大や変化に応じてセキュリティが自動的に適用できるようにする所有権モデルを使用して、レポート開発者にプリビレッジをバインドします。
ユーザはERESでカスタムなセキュリティ・モデルとユーザ/グループを統合することができます。ERESはユーザをLDAPシステムに直接統合することができ、リレーション・データベースに保存します。さらにERESはユーザをERESアーキテクチャでカスタムなセキュリティ・モデルをプログラムで統合できるオープン・サーバ・エクステンションを提供します。
プリビレッジを超えて、セキュリティ機能はレポート・テンプレートに拡張することができます。テンプレートは特定のレポートエレメント、またはどのユーザ/グループがレポートをビューしているかに応じて変更するデータ・カラムを持つように構成することができます。フィルタを追加することで、レポートに自動的にページ・レベルのセキュリティを強化させることができます。
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EspressReport ESは2つのタイプのKPIアラートををサポートします。それらはアラート監視とアラート・モニタリングです。アラートは基本的なKPI(Key Performance Indicators)です。もしKPIアラート・コンディションが適合(例:KPI値が非常に低すぎたり、高すぎたり)した時にアラートはトリガーを発生させます。ユーザはチャート、レポート、マップにアラートを設定できます。そしてアラートをモニターまたは監視することができます。監視アラートは簡単で、ダッシュボードにテンプレート(レポート、チャートなど)を配置し、監視したいアラートを選択します。そしてユーザはダッシュボードを監視するか、それを公開して、別の人に監視を許可します。もし監視しているアラートがトリガーした時にチャート、レポート、マップはフラッシングを開始し、アラートはトリガーした数値をハイライトします。
またユーザは誰もダッシュボードを監視していない時にトリガーしたアラームを通知するアラート・モニタリングを設定できます。モニターしているアラートがトリガーされた時、レポート/チャートはエクスポートされて、ディスクに保存されるか、FTPにアップロードされるか、指定されたEメールアドレスに送信されます。またアラートが判断されると新規ログ・レコードがAlert Monitoring Logに書き込まれます。ログ記録はユーザが指定した全てのKPI期間での判断期間でアラートがトリガーされなくとも作成されます。
レポート・ディプロイは強力なJavaアプリケーション・プログラム・インターフェイスを使用して行われます。このReport APIでユーザは簡単にアプレット、サーブレット、JSP、アプリケーションに強力なレポート・エンジンを統合することができます。ERESは多くの一般的なアプリケーション・サーバとサーブレット/JSPコンテナに簡単にディプロイできます。ディプロイはサーバ上にクラスを配置すると同じように簡単です。ERESはWebとアプリケーション・コンテンツと簡単に統合でき、 HTML, DHTMLスタイル・シート・レイアウト, 高品質 PDF, Microsoft Excel, RTFの各種フォーマットのレポートを生成することができます。
ERESの高機能レポート・エンジンは斬新なアルゴリズムとデータ構造を搭載しています。それにより非常に大きなレポートでも最低限のシステム・リソースと高速でえ出力することができます。大規模レポートでのベンチマークではERESは他社の製品と比べて2から10倍のスピードを記録しています。
カスタマイズ性の高い豊富なチャート作成機能
豊富なチャートを様々なデータソースからチャートデザイナーやAPIを用いて動的に作成可能です。
※EspressReportESは、EspressChartの機能を全て含んでいます。
レポート作成・配信機能
対話形式でレポート作成・編集が行える「レポートデザイナ」、Webブラウザ上でインタラクティブなレポート表示を実現する「レポートビューワ」、そしてシンプルで強力なAPIを利用できます。
※EspressReportESは、EspressReportの機能を全て含んでいます。
ダッシュボード作成機能で迅速なビジネス把握
レポートやチャートを組み合わせてダッシュボードを作成することでビジネス状況などの把握、ビジネスインテリジェンスとして情報の分析に使用できます。
※EspressReportESは、EspressDashboardの機能をすべて含んでいます。