Veeam Agent for Linux
Linux物理マシンのバックアップサポート!
- Veeamで行うLinuxマシンのデータ保護
- シンプルなバックアップ・リストア
- Veeam Backup & Replicationとの統合
- オブジェクトストレージへ直接バックアップ
- Veeam Agent for Linux の エディション比較表
- 製品カタログ・資料
Veeamで行うLinuxマシンのデータ保護
Veeam Agent for Linuxは物理環境のPCやクラウド上に存在するLinuxマシンをエージェントベースでバックアップ・リストアするソリューションです。システムのクラッシュやハードディスクの故障により、データ破損が発生した場合でもVeeam Agent for Linuxを使用することで、データを即座に復旧させることができます。
加えて各種操作や設定は、ウィザード、コマンドラインの2つの方法で行うことができますので、慣れ親しんだ方法でご利用いただけます。
以下のLinuxディストリビューションに対応しています。
- Debian 10.13 - 12.2
- Ubuntu 16.04, 18.04, 20.04, 22.04, 22.10, 23.04, 23.10
- RHEL 6.4 - 8.9, 9.0 - 9.3
- CentOS 7
- Oracle Linux 6 - 8.9, 9,0 - 9.3(RHCK)
- Oracle Linux 6(UEK R2から)- Oracle Linux 8(UEK R6まで)
- Oracle Linux 8(UEK R7) ※要追加手順
- Oracle Linux 9(5.15.0 - 103.114.4.el9uekまで)
- SLES 12 SP4, 12 SP5, 15 SP1 - 15 SP5
- SLES for SAP 12 SP4, 12 SP5, 15 SP1 - 15 SP5
- Fedora 36, 37, 38, 39
- openSUSE Leap 15.3 - 15.5
- openSUSE Tumbleweed※実験的サポート
シンプルなバックアップ・リストア
ボリュームレベル、ファイルレベルのバックアップ
ボリュームレベルとファイルレベルでのバックアップ・リストアが可能です。
ボリュームレベルでのバックアップは、コンピュータ上のデータボリューム(論理ドライブまたはパーティション)全体のイメージベースのバックアップを取得できます。このボリュームレベルバックアップを使用してコンピュータのボリューム、ボリューム上にある指定したフォルダ、ファイルのリストア、またはベアメタルリカバリを実施できます。
ファイルレベルバックアップでは、コンピュータ上の個別のフォルダのデータを読み取ります。ファイルレベルバックアップからはバックアップ対象として追加したファイル、フォルダのリストアが可能です。また、Veeam独自のスナップショットで静止を行うかどうかも選択可能です。スナップショットの静止は整合性を保持する代わりに対応ファイルシステムに制限があります。しかし、スナップショットレスなバックアップではこの制限なく、マウントされているファイルシステム上のファイルをバックアップ可能です。
Veeam独自のスナップショット機能とアプリケーション整合性
Veeam Agent for Linuxは組み込みのスナップショット機能を使用して、ファイルシステムの静止点を作成しています。また、この静止スナップショット作成時に、組み込みのアプリケーション対応処理でデータベースシステム(Oracle/MySQL/PostgreSQL)のトランザクション一貫性を保持することも可能です。加えて、静止前後に実行するスクリプトを設定することもできますので、任意のアプリケーションレベル整合性を保持するように構成することもできます。
変更点追跡機能による増分バックアップの実施
Veeam Agent for Linux独自の変更点追跡機能を用いて、前回のバックアップファイルからの変更のみを取得し圧縮することで、データの転送量を大幅に抑えることができます。
Veeam Backup & Replicationとの統合
Veeam Agent for Linux はVeeam Backup & Replication が管理するバックアップリポジトリに対してバックアップを取得することができ、ジョブの実行状況の確認やファイルレベルでのリストアを実施することができます。
Veeam Backup & Replicationと連携することで、以下の統合管理を行うことができます。
- データ保護操作
取得したバックアップファイルを別のリポジトリやテープメディア、オブジェクトストレージに対して2次バックアップ - データ復旧操作
仮想ディスク(VMDKやVHD、VHDXフォーマット)への変換、仮想マシンやクラウドマシンとしてのリストア、ファイルレベルリストアといった復旧操作の実施 - バックアップ管理タスク
Veeam Agent for Linuxのバックアップポリシー/ジョブの設定、開始/停止、進捗表示、無効化、削除など - エージェント管理タスク
エージェントのデプロイ、アップデート、アンインストールなど
オブジェクトストレージへ直接バックアップ
Veeam Agentがインストールされたマシンからオブジェクトストレージへ直接バックアップを行うことが可能です。Amazon S3やAzure Blob等の一部のオブジェクトストレージでは格納されたバックアップデータを指定された期間、不変にすること可能です。
Veeam Backup & Replicationで統合管理すると2次バックアップ先として指定することが可能です。
対応オブジェクトストレージ
- Amazon S3*
- Microsoft Azure Blob Storage*
- Google Cloud Storage
- IBM Cloud*
- wasabi*
- S3互換ストレージ*
*不変性バックアップ対応
Veeam Agent for Linux の エディション比較表
Veeam Agent for LinuxはWorkstation、Serverのエディションに分かれています。
各エディションごとの機能については下記比較表をご確認ください。
Workstation | Server | |
---|---|---|
PC全体、ボリュームレベルおよび ファイルレベルのイメージベースバックアップ |
||
Veeam独自のスナップショット、変更ブロックの自動追跡機能による永久増分バックアップ | ||
ファイルレベル、ボリュームレベルおよびベアメタルでの復元(ハードウェアが異なる場合も対応)、仮想ディスクへのエクスポート | ||
バックアップ保存先(ローカル、USBメディア、共有フォルダ、Veeamリポジトリ) | ||
ウィザードまたはコマンドラインによるバックアップとリストア設定/操作 | ||
Veeam Backup & Replication との統合 | ||
VMware vSphereへのインスタントVMリカバリ、Amazon EC2、Azure仮想マシンへのダイレクトリストア | ||
Veeam Backup Enterprise Managerによるゲストファイルのインデックス作成、カタログ検索、リストア | ||
オブジェクトストレージへのバックアップ | ||
複数ジョブのサポート | ||
アプリケーション対応処理(Oracle/MySQL/PostgreSQL)によるトランザクション整合性 | ||
静止点作成前後のPre-freeze/post-thawスナップショットスクリプト | ||
アプリケーションアイテム(Oracle)単位でのリストア | ||
テクニカルサポート |
製品カタログ・資料
- [カタログ]Veeam_Agent_for_Linux.pdf (232KB)
- [カタログ]Veeam_Agent_物理マシンのバックアップ.pdf (709KB)