Hyper-Vでも効率的なバックアップとレプリケーションを
Veeam Backup & Replication はHyper-Vにおいても強力なバックアップとレプリケーションを提供します。
Veeam独自の変更点追跡や重複排除、圧縮により効率的で高速な処理を実現します。
Hyper-V環境におけるVeeamの構成例
簡単に構成できるオンホストプロキシ
Hyper-V環境におけるVeeamのシンプルな展開構成です。処理対象の仮想マシンがあるHyper-Vホスト上で仮想マシンデータを処理し、バックアップ・レプリケーションを行います。データの処理にホストシステム上のCPUやネットワークのリソースを使用します。
負荷分散を行えるオフホストプロキシ
Hyper-V環境におけるVeeamの分散展開構成です。
所定の要件を満たしている、Hyper-Vの役割が有効のWindows Server 2008 R2以降のマシンを、データ処理を代行するプロキシサーバに指定すれば、処理対象の仮想マシンがあるHyper-Vホストへの負荷が下がるため、稼働中の仮想マシンへの影響を抑えられます。
幅広くHyper-Vをサポート
- Windows Server 2008 R2 SP1 - 2012 R2:組み込みの変更ブロック追跡機能(以下CBT)がないため、『Veeam独自のHyper-V用のCBT』を搭載、増分・差分バックアップを実施可能です。
- Windows Server 2016以降:Hyper-V組み込みの変更ブロック追跡機能であるResilient Change Tracking(RCT)を活用、追加のフィルタドライバを介することなく増分・差分バックアップを実施可能です。
- Server Core:GUIのないServer Coreで導入されているHyper-Vホストもサポートしています。
- Microsoft Hyper-V Server(無償版): 無償版としてMicrosoftから提供されるHyper-V Serverもサポートしています。
- Azure Stack HCI:2019年にリリースされたHyper-VとStorage Spaces Directに基づいて構築された、最初のAzure Stack HCIやそれ以降のAzure Stack HCI OSをサポートします。
- Windows 10/11:インスタントリカバリのターゲット(リストア先)、およびSureBackupジョブの仮想ラボを作成するホストとしてのみサポートしています。
クラスタ共有ボリューム(CSV)、Microsoft SMB3上の仮想マシンをバックアップ
Hyper-Vクラスタで使用されるCSV上の仮想マシンや、Microsoft SMB3上の仮想マシンもバックアップ可能です。オフホストプロキシを利用し、Hyper-Vホストへの負荷を減らしたバックアップも行えます。
共有VHDX、VHD セットファイル、差分ディスクのバックアップ
仮想マシン間で共有されている共有VHDX(Hyper-V2012R2)やVHDセットファイル(Hyper-V2016以降)、差分ディスクを持つ仮想マシンのバックアップが可能です。HAクラスタリング環境や、VDI環境、テスト環境などでも、Veeamによるデータ保護の恩恵を受けやすくなりました。リストア機能もこれらのバックアップからのリストアに対応しています。
WindowsからもLinuxからもファイルをリストア
ファイルレベルリストアはバックアップデータから仮想マシン内のファイルを復旧できる機能です。Hyper-Vが対応するすべてのOSで可能です。CentOSやRedHat、FreeBSDのファイルもリストアできます。
アプリケーションのアイテム単位でのリストア
Veeam Explorerを使えば、Microsoftの企業向けアプリケーションから、アイテム単位でのリストアを行うことができます。誤操作や事故によるデータ消去時などに、バックアップファイルから当該データを簡単に復旧できる便利な機能です。
対応アプリケーション:Active Directory、Microsoft Exchange、Microsoft SharePoint、SQL Server