仮想環境のバックアップ・リストア
ー プラグイン(Nutanix AHV、Oracle KVM、Proxmox)
プラグインでマルチハイパーバイザに対応
Veeam Backup & Replicationは、VMwareやHyper-Vの仮想マシンのバックアップ、リストアが可能なソリューションですが、プラグインを追加でインストールすることで、Nutanix AHVやoVirt KVM、Proxmox VE上の仮想マシンのバックアップ、リストアが可能になります。複数の環境が混在していても一つのコンソールで一元管理することができます。
Nutanix AHV
Veeam Backup for Nutanix AHVは、Nutanix AHVハイパーバイザ上の仮想マシンのバックアップを提供します。Nutanix AHV仮想マシンのバックアップは、VMware・Hyper-V・物理環境のバックアップも対応しているVeeam Backup & Replicationの保存先(リポジトリ)に保存でき、そのバックアップをまとめて管理できます。これにより、VeeamはNutanix Enterprise Cloud Platformで利用可能なVMware ESXi、Microsoft Hyper-V、Acropolis Hypervisorのどのハイパーバイザ上の仮想マシンでもバックアップ可能になります。
アーキテクチャ
Veeam Backup & ReplicationサーバにNutanix AHVプラグインをインストールすることで、Nutanix AHV仮想マシンのバックアップに必要なAHVバックアッププロキシ(アプライアンス)をNutanix環境に自動デプロイします。AHVバックアッププロキシはLinuxベースのアプライアンスで、AHV環境からのデータ取得の役割と、ジョブ等の構成を行うWebポータルを提供します。(最小リソース:6vCPU 6GB RAM)
AHVネイティブのスナップショット/変更ブロック追跡(CBT)を活用
Nutanix AHV仮想マシンのバックアップでは、AHVネイティブのDSFスナップショットを活用し、静止点を確保、組み込みの変更ブロック追跡機能により、変更されたデータブロックのみを取得し、バックアップとして保存します。これにより、DSFの優れたスナップショット機能を活用した、Nutanix AHVに最適なバックアップを提供します。
Veeam Backupとの連携でデータ保護をより確実に
VeeamリポジトリへバックアップしたNutanix AHV仮想マシンは、バックアップ・コピージョブで2次バックアップ、バックアップtoテープジョブでテープへアーカイブ、キャパシティティア機能を用いてAmazon S3やAzure BLOB等のオブジェクトストレージへアーカイブすることも可能です。これにより、Nutanix外の保存先にバックアップを保存するだけでなく3・2・1ルール(3以上のデータコピー、2種類以上のフォーマット、1つ以上はオフサイトで保存)に基づく構成やランサムウェア対策のためにエアギャップを作る構成、長期間の保持ポリシーなどを満たすデータ保護を簡単に構成できます。
Webコンソールでどこからでもアクセス
Nutanix Prismと同様にWebのコンソールでNutanix AHV仮想マシン用のバックアップジョブ作成、実行、リストアやダッシュボードでのジョブ結果の確認のバックアップ管理が可能です。
対応環境
※Veeam Backup for Nutanix AHV 7での対応です。
- プラットフォーム
- AOS 6.5.x ~ 7.0
oVirt KVM
Veeam Backup for Oracle Linux Virtualization Manager および Red Hat Virtualization(Veeam Backup for OLVM and RHV)は、oVirt KVM環境の仮想マシンのバックアップと復旧が行えるソリューションです。oVirt KVM環境の保護をネイティブ機能だけで行う場合と比べて大幅に手間を削減します。Veeam Backup & Replicationに専用プラグインをインストールすることで、他の仮想環境と同様にコンソール操作から簡単にバックアップ、リストアができます。
アーキテクチャ
Veeam Backup & ReplicationサーバにoVirt KVMプラグインをインストールすることで、oVirt KVM環境上の仮想マシンのバックアップに必要なバックアップアプライアンスをoVirt KVM環境に自動デプロイします。バックアップアプライアンスはLinuxベースで、oVirt KVM環境からのデータ取得と管理の役割を担います。(最小リソース:6vCPU 6GB RAM)
スケールアウト構成で負荷分散
バックアップアプライアンスは、デフォルトでは管理操作とデータ処理を行うよう構成されていますが、データ処理のみを行うワーカー構成にすることも可能です。これにより、複数拠点があるような場合に負荷分散が行えます。ワーカーは同時実行されるタスクに合わせてスペックを上げることでより効率的に処理が可能になります。(1タスクあたり1vCPU 1GB RAM)
対応環境
※Veeam Backup for Oracle Linux Virtualization Manager and Red Hat Virtualization 6での対応です。
- プラットフォーム
- Red Hat Virtualization v4.4 SP1(Red Hat Virtualization Manager v4.5.0以降)
- Oracle Linux Virtualization v4.5.4以降
Proxmox VE
Veeam Backup for Proxmox VEは、Proxmox Virtual Enviroment環境の仮想マシンのバックアップと復旧が行えるソリューションです。Veeam Backup & Replicationに専用プラグインをインストールすることで、他の仮想環境と同様にコンソール操作から簡単にバックアップ、リストアができます。
アーキテクチャ
Proxmox VE環境のデータ保護を行うには、Veeam Backup & ReplicationサーバにProxmox VE プラグインをインストールします。Veeamからバックアップ処理を行うためのワーカーVMをデプロイすることで、Proxmox環境のデータ取得が可能になります。(最小リソース:6vCPU 6GB RAM)
変更ブロック追跡で効率的なバックアップ
QEMU Dirty Bitmaps機能を使用し、初回のフルバックアップ以降は変更されたデータブロックのみのバックアップが可能です。
対応環境
※Veeam Backup for Proxmox VE 1での対応です。
- プラットフォーム
- Proxmox Virtual Environment v8.2以降