v12.1のシステム要件
※最小構成では、管理サーバ、プロキシサーバ、リポジトリサーバ、テープサーバを同一のサーバで兼用することも可能です。その場合には、4つすべてのサーバの要件を考慮する必要があります。
サポートするVMwareインフラ環境
プラットフォーム
- vSphere 8.0 (8.0 U2まで)
- vSphere 7.0 (7.0 U3まで)
- vSphere 6.x
- VMware Cloud Foundation (VCF)
※個別のVMwareコンポーネントとしてサポートされます。 - Google Cloud VMware Engine
- Microsoft Azure VMware Solution
※詳細はVeeam KBをご覧ください。 - Oracle Cloud VMware Solution
- VMware Cloud on AWS
- VMware Cloud on Dell
ハイパーバイザ
- ESXi 8.0 (8.0 U2まで)
- ESXi 7.0 (7.0 U3まで)
- ESXi 6.x
※ Free ESXiはサポートしておりません。
管理サーバ(任意)
- vCenter Server 8.0 (8.0 U2まで)
- vCenter Server 7.0 (7.0 U3まで)
- vCenter Server 6.x
- VMware Cloud Director 10.1 ~ 10.5
ゲストOS
- VMwareがサポートする全てのゲストOS
※ Microsoft Windows 2003およびNano Serverのアプリケーション対応処理は非対応です。
サポートするHyper-Vインフラ環境
プラットフォーム
- Microsoft Windows Server 2022
- Microsoft Windows Server 2019
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2012
- Azure Stack HCI OS
※詳細はVeeam KBをご覧ください。
インスタントリカバリ先、SureBackupのバーチャルラボ構成先としてのみサポート
- Windows 11
- Windows 10
ハイパーバイザ
- Windows Server Hyper-V 2022
- Windows Server Hyper-V 2019
- Windows Server Hyper-V 2016
- Windows Server Hyper-V 2012 R2
- Windows Server Hyper-V 2012
- Azure Stack HCI
- Microsoft Hyper-V Server (フリー版)
※Server Coreでの導入も完全にサポートしています。 ※Hyper-Vの役割がインストールされたMicrosoft Nano Serverはサポートしていません。 ※ホストは関連する全てのMicrosoft Windows Serverのホットフィックスがインストールされている必要があります。詳細はVeeam KBを参照してください。
管理サーバ(任意)
- Microsoft PowerShell Engine 2.0以降
- Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2022
- Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2019
- Microsoft System Center Virtual Machine Manager 1807
- Microsoft System Center Virtual Machine Manager 1801
- Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2016
- Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2012 R2
- Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2012 SP1
ゲストOS
- Hyper-Vがサポートする全てのゲストOS
※ Microsoft Windows 2003およびNano Serverのアプリケーション対応処理は非対応です。
管理サーバ(Veeamインストール先)
Veeam Backup & Replicationをインストールし、バックアップやレプリケーションの管理やロードバランシングを行うサーバです。最小構成の場合にはインストール先サーバ自体を重複排除、圧縮といったデータ処理に用いることや、保存先として利用することも可能です。その場合には、プロキシサーバ、リポジトリサーバの要件も考慮する必要があります。またVeeam インストール先は物理マシン、仮想マシンどちらでも問題ありません。
CPU
- x86-x64 プロセッサ(4コア以上を推奨)
メモリ
- 4 GB RAM
※ 同時実行するジョブ数ごとに500 MBの追加
ディスク容量
- 5 GB(製品インストールのため)
※ Microsoft .Net Framework 4.7.2インストールのために4.5 GB
※ ゲストOSのカタログフォルダ用に100 VMごとに10 GB(任意)
※ インスタントVMリカバリのキャッシュフォルダ用に100 GB(任意)
ネットワーク
- オンサイト バックアップ/レプリケーション:1 Gbps LAN以上
- オフサイト バックアップ/レプリケーション:1 Mbps以上 もしくは 高速なWAN
※高遅延や応答が不安定なWAN回線もサポート
対応OS(64bit版のみサポート)
- Microsoft Windows Server 2022
- Microsoft Windows Server 2019
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2012
- Microsoft Windows 11 (versions 21H2, 22H2, 23H2)
- Microsoft Windows 10 (from version 1909 to version 22H2)
- Microsoft Windows 10 LTS (versions LTSB 1607, LTSC 1809, LTSC 2021)
構成データベース
ジョブ設定など、Veeamの構成情報を保存するために使用するデータベースとして、下記バージョンのMicrosoft SQL ServerまたはPostgreSQLをサポートしています。
PostgreSQL
- PostgreSQL 14.x
- PostgreSQL 15.x (PostgreSQL 15.5はVeeamのインストーラに含まれています)
Microsoft SQL Server
- Microsoft SQL Server 2022
- Microsoft SQL Server 2019
- Microsoft SQL Server 2017
- Microsoft SQL Server 2016
- Microsoft SQL Server 2014
- Microsoft SQL Server 2012
※Microsoft SQL Serverのすべてのエディションがサポートされていますが、Express Editionには、最大10GBのデータベースサイズによって制限されるため、大規模な環境を計画している場合は、他のエディションを使用してください。
必要なソフトウェア
- Microsoft .NET Framework 4.7.2
- Microsoft ASP.NET Core Shared Framework 6.0.24
- Microsoft Edge WebView2 Runtime 119.0.2151.72 (Microsoft Windows Server 2012, 2012 R2はバージョンの互換性ないためインストールされません)
- Microsoft PowerShell 5.1
- Microsoft Report Viewer Redistributable 2015
- Microsoft SQL Server システムの CLR タイプ (SQL ServerとPostgreSQL の両方のインストール用)
- Microsoft Universal C Runtime
- Microsoft Windows Desktop Runtime 6.0.24
下記ソフトウェアは任意利用であり、手動でインストールする必要があります。
- Firefox、Google Chrome、Microsoft Edge
- Microsoft Windows Installer 4.5
プロキシサーバ(データ処理サーバ)
バックアップ代理処理用サーバ(Backup Proxy Server)に推奨される環境
※管理サーバとは別にバックアップ処理を行うことが可能なサーバです。負荷分散や遠隔地での処理を目的に使用します。
CPU
- x86-x64 プロセッサ(最小2コア/vCPU+2つの追加の同時実行タスクごとに1コア/vCPU)
※より高速なプロセッサを使用することで、データ処理のパフォーマンスが向上します。
メモリ
- 2GB RAM+追加の同時実行タスクごとに500MB RAM
※高速なメモリ(DDR3/DDR4)を使用することで、データ処理のパフォーマンスが向上します。
ディスク領域
- Microsoft Windowsベースのプロキシの場合は750MB
- Linuxベースのプロキシの場合は400MB
ネットワーク
- オンサイトバックアップ、レプリケーションに1Gbps LAN以上
- オフサイトバックアップ、レプリケーションに1Mbps WAN以上
※高遅延で不安定なWANリンクをサポートします。
対応OS(64bit版のみサポート)
VMware用プロキシサーバ:
- Microsoft Windows Server 2022
- Microsoft Windows Server 2019
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2012
- Microsoft Windows 11 (versions 21H2, 22H2, 23H2)
- Microsoft Windows 10 (from version 1909 to version 22H2)
- Microsoft Windows 10 LTS (versions LTSB 1607, LsTSC 1809, LTSC 2021
bashシェル、SSHが必要です。
- CentOS 7.x
- Debian 10.0 ~ 12.2
- Oracle Linux 7 (UEK3) ~ 9 (UEK R7)
- Oracle Linux 7 ~ 9 (RHCK)
- RHEL 7.0 ~ 9.3
- SLES 12 SP4以降, 15 SP1以降
- Ubuntu: 18.04 LTS, 20.04 LTS, 22.04 LTS
Hyper-V用プロキシサーバ:
- Microsoft Windows Server 2022
- Microsoft Windows Server 2019
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2012
※Hyper-Vの役割を有効にする必要があります。
※CSV(SAN)からのオフホストバックアップでは転送可能なシャドウコピーをサポートしているVSSハードウェアプロバイダが必要です。これは一般的に、ストレージベンダーが提供するクライアントコンポーネントの一部として配布されます。また、SMB共有ストレージからのオフホストバックアップでは必要ありません。
リポジトリサーバ(ファイル保存先サーバ)
ファイル保存、展開処理用サーバ(Backup Repository Server)に推奨される環境
※管理サーバとは別にバックアップファイルの保存、展開処理を行うことが可能なサーバです。負荷分散や遠隔地での処理を目的に使用します。具体的な処理としてはインスタントVMリカバリ時などでバックアップファイルを一時的に展開し、ホストへの接続処理を行います。
CPU
- 最新のx86プロセッサ(x86-64を推奨)
※コアの数は、同時タスクの設定によって異なります。
メモリ
- 同時実行タスクごとに2GB RAM
ネットワーク
- オンサイトバックアップ、レプリケーションに1Gbps LAN以上
- オフサイトバックアップ、レプリケーションに1Mbps WAN以上
※高遅延で不安定なWANリンクもサポートします。
対応OS(64bit版のみサポート)
- Microsoft Windows Server 2022
- Microsoft Windows Server 2019
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2012
- Microsoft Windows 11 (versions 21H2, 22H2, 23H2)
- Microsoft Windows 10 (from version 1909 to version 22H2)
- Microsoft Windows 10 LTS (versions LTSB 1607, LTSC 1809, LTSC 2021)
bashシェル、SSHが必要です。
- CentOS 7.x
- Debian 10.0 ~ 12.2
- Oracle Linux 7 (UEK3) ~ 9 (UEK R7)
- Oracle Linux 7 ~ 9 (RHCK)
- RHEL 7.0 ~ 9.3
- SLES 12 SP4以降, 15 SP1以降
- Ubuntu: 18.04 LTS, 20.04 LTS, 22.04 LTS
高度なXFS統合の場合、次のLinuxディストリビューションのみがサポートされます。
- Debian 10.0 ~ 12.2
- RHEL 8.2 ~ 9.3
- SLES 15 SP2, SP3, SP4, SP5
- Ubuntu 18.04 LTS, 20.04 LTS, 22.04 LTS
バックアップ保存先
- バックアップリポジトリサーバのローカル(内部)ストレージ
- バックアップリポジトリサーバに接続された直接接続ストレージ(DAS)、外部USB/eSATAドライブ、USBパススルー、Rawデバイスマッピング(RDM)ボリューム
- ストレージエリアネットワーク(SAN)
バックアップリポジトリサーバは、ハードウェアまたは仮想HBA、またはソフトウェアiSCSIイニシエータを介してSANファブリックに接続する必要があります。 - NFS共有(プロトコルバージョン3.0および4.1のみ)またはSMB/CIFS共有(任意のプロトコルバージョン)として提示できるNetwork Attached Storage (NAS)
バッテリバックアップ式書き込みキャッシュ(BBWC)を備えたエンタープライズグレードのRAIDコントローラなしでコンシューマグレードのNASストレージを使用することは、信頼性を考慮すると推奨されません。 - Amazon S3
- Google Cloud Storage
- IBM Cloud Object Storage
- Microsoft Azure Blob Storage
- Wasabi Hot Cloud Storage
- S3互換のオブジェクトストレージ(オンプレミスアプライアンス、またはクラウドストレージプロバイダ)
- Dell Data Domain(DD OSバージョン7.3から7.12)とDDBoostライセンス
イーサネット接続とファイバチャネル(FC)接続の両方がサポートされています。 - ExaGrid(ファームウェアバージョン5.0.0以降)
- Fujitsu ETERNUS CS800ソフトウェアバージョン3.4.0以降
- HPE StoreOnce(Gen3の場合はファームウェアバージョン3.18.18以降、Gen4の場合は4.2.3以降)とCatalystライセンス
イーサネット接続とファイバチャネル(FC)接続の両方がサポートされています。HPE Cloud Volumes Backupがサポートされています。HPE StoreOnce Federated Catalystはサポートされていないことに注意してください。 - Infinidat InfiniGuardバージョン3.6以降
- Quantum(DXiソフトウェア3.4.0以降)
サポートされているQuantum DXiシステムには、DXi4700(NAS構成)、DXi4700(マルチプロトコル構成)、DXi 4800、DXi 6900、DXi 6900-S、DXi 9000、Dxi9100、DXi V5000が含まれます。FIPS準拠の操作モードには、DXiソフトウェア4.0以降が必要です。
バックアップが作成されると、スケールアウトバックアップリポジトリ機能を使用して、次のオブジェクトストレージタイプのいずれかにコピー(冗長性のため)またはオフロード(長期保存のため)できます。
- Amazon S3(AWS Snowball Edgeを含む)
- Google Cloud Storage
- IBM Cloud Object Storage
- Microsoft Azure Blob Storage(Microsoft Azure Data Boxを含む)
- Wasabi Hot Cloud Storage
- S3互換のオブジェクトストレージ(オンプレミスアプライアンス、またはクラウドストレージプロバイダ)
バックアップがAmazon S3またはMicrosoft Azure Blob Storageにコピーまたはオフロードされると、スケールアウトバックアップリポジトリのアーカイブ層を使用して、次のそれぞれのコールドオブジェクトストレージクラスのいずれかにさらに移動できます。
- Amazon S3 Glacier Instant Retrieval
- Amazon S3 Glacier Flexible Retrieval
- Amazon S3 Glacier Deep Archive
- Microsoft Azure Archive Tier
- Microsoft Azure Cold Tier
テープサーバ(テープへの読み書き)
テープデバイス(テープ・ライブラリ)に対しての読み書きを管理するサーバです。このサーバとテープデバイスを接続する必要があります。
※テープデバイスへの読み書きを行わない場合、テープサーバは不要です。
CPU
- x86 プロセッサ(x86-x64 推奨)
メモリ
- 2GB RAM+同時実行タスクごとに追加で 200MB RAM
ディスク領域
- 300MB + 10GB
※ 10GBはバックアップ・リストアの際、一時的に使用します。
対応OS(64bit版のみサポート)
- Microsoft Windows Server 2022
- Microsoft Windows Server 2019
- Microsoft Windows Server 2016
- Microsoft Windows Server 2012 R2
- Microsoft Windows Server 2012
- Microsoft Windows 11 (versions 21H2, 22H2, 23H2)
- Microsoft Windows 10 (from version 1909 to version 22H2)
- Microsoft Windows 10 LTS (versions LTSB 1607, LTSC 1809, LTSC 2021)
- CentOS 7.x
- Debian 10.0 ~ 12.2
- Oracle Linux 7 (UEK3) ~ 9 (UEK R7)
- Oracle Linux 7 ~ 9 (RHCK)
- RHEL 7.0 ~ 9.3
- SLES 12 SP4以降, 15 SP1以降
- Ubuntu: 18.04 LTS, 20.04 LTS, 22.04 LTS
対応テープデバイス
テープライブラリ(VTL を含む)とスタンドアロンドライブ
- LTO3 ~ LTO9
- IBM 3592 (TS1160およびTS1170)
※テープデバイスは、バックアップサーバまたはテープサーバに SAS、FC、iSCSI イン ターフェース経由で直接接続する必要があります。 ※ベンダーから提供されるデバイス固有のWindows用OEMドライバがインストールされていない場合、テープデバイスは、不明または汎用としてWindowsのデバイスマネージャに表示され、ネイティブSCSIコマンドモードを有効にする必要があります。
NASバックアップ
プラットフォーム
- Microsoft WindowsまたはLinuxサーバ(64bit版のみサポート)
- エンタープライズNASシステム:NetApp Data ONTAP、Lenovo ThinkSystem DMシリーズ、Dell PowerScale(旧Isilon)、Nutanix Files Storage
- NFSファイル共有(バージョン3または4.1)
- SMBファイル共有(バージョン1.x ~ 3.x)
オブジェクトストレージのバックアップ
プラットフォーム
- S3互換のオブジェクトストレージ
- Amazon S3
- Microsoft Azure Blob