異種ハイパーバイザからHyper-V環境への移行を実現
Veeamを使用して移行後のVMをデータ保護
Hyper-V VMとしてP2V/V2V/C2V移行
移行したHyper-V VMのバックアップ/リストア
バックアップデータからVMを直接起動する「インスタントリカバリ」機能を使用することで、Veeam Backup & Replicationで取得した、異種ハイパーバイザのVMや物理マシン、クラウドインスタンスのバックアップから、Hyper-V VMとしてリストアすることが可能です。
これにより、VMwareやNutanix AHV、Oracle Linux KVMといった別のハイパーバイザや異なるプラットフォームから簡単にHyper-V環境への移行を実現できます。
加えてVeeamはHyper-V環境のVMデータ保護にも対応しているため、Hyper-V VMのバックアップやレプリケーション、リストアを実施でき、移行先Hyper-V環境の保護構成も、Veeam Backup & Replicationで実現できます。
このように、Veeam Backup & Replicationは、Hyper-V環境へのマシンの移行から、移行後のデータ保護まで提供します。
Hyper-Vへの移行
インスタントリカバリによるVMの移行
Veeam独自機能「vPower」を用いて、バックアップデータからVMを直接起動するインスタントリカバリという機能を使用することで、Veeamで取得したイメージベースバックアップデータをHyper-VのVMとしてリストア可能です。
異種ハイパーバイザや物理マシン、クラウドインスタンスのVMだとしても、Veeamのインスタントリカバリを利用することで、Hyper-V VMとしてP2V、V2V、C2VでのVMの移行を実現します。
サポートされているバックアップ
- VM
・VMware vSphere
・Nutanix AHV
・Oracle Linux KVM
・Proxmox - 物理マシン
・Windows
・Linux - クラウドインスタンス
・Amazon EC2 インスタンス
・Azure VM
・Google Compute Engine VM
参考ページ:インスタントリカバリの詳細
移行したVMのデータ保護もVeeamで実現
上記インスタントリカバリを実施してHyper-V環境へ移行したVMのデータ保護も、Veeam Backup & Replicationで実現できます。
VeeamではHyper-V環境のデータ保護にも対応しているため、移行したVMのバックアップやリストアを実行することで、VMの移行だけでなく、移行後のデータ保護も行えます。
幅広いHyper-V VMをバックアップ
クラスタ共有ボリューム(CSV)、Microsoft SMB3上のVMをバックアップ
Hyper-Vクラスタで使用されるCSV上のVMや、Microsoft SMB3上のVMもバックアップ可能です。
オフホストプロキシを利用し、Hyper-Vホストへの負荷を減らしたバックアップも行えます。
共有VHDX、VHD セットファイル、差分ディスクのバックアップ
VM間で共有されている共有VHDX(Hyper-V2012R2)やVHDセットファイル(Hyper-V2016以降)、差分ディスクを持つVMのバックアップが可能です。
HAクラスタリング環境や、VDI環境、テスト環境などでも、Veeamによるデータ保護の恩恵を受けやすくなりました。リストア機能もこれらのバックアップからのリストアに対応しています。
リストア
別環境にマシン全体をリストア
Veeamを利用して、イメージベースのバックアップデータからマシン全体を元の環境だけでなく、別環境へリストアすることができます。インスタントリカバリを使用した異種ハイパーバイザへのリストアや、マシン全体のリストアによるクラウドインスタンスへのリストアが可能です。接続するネットワークやリソースプール、マシン名を変更してのリストアにも対応しています。また、クイックロールバック機能も用意されており、 必要なデータ ブロックのみをリストアすることで、高速なリストアが提供されます。
ファイルレベルリストア
ファイルレベルリストアを利用することで、ゲストOSファイルのみをバックアップデータからリストアすることが可能です。リストア時にはファイルの上書き/別名で保存する他にも、別マシンへのリストアやコンソール操作マシンのローカルへエクスポートなど様々なオプションが用意されています。
アプリケーションアイテムのリストア
Veeam Explorerを使用することで、Veeamでサポートされるアプリケーションのアイテムを、バックアップファイルからエクスプローラ形式で表示し、リストアすることができます。
誤操作によって消去されたデータや、データベース単位での復旧操作をVeeam Explorer画面から数クリックで開始できます。
参考ページ:各リストア機能の詳細
Veeamの構成例
オンホストプロキシ
Hyper-V環境におけるVeeamのシンプルな展開構成です。
処理対象のVMがあるHyper-Vホスト上でVMデータを処理し、バックアップやレプリケーションを行います。データの処理にホストシステム上のCPUやネットワークのリソースを使用します。
オフホストプロキシ
Hyper-V環境におけるVeeamの分散展開構成です。
所定の要件を満たしている、Hyper-Vの役割が有効のWindows Server 2012以降の物理マシンを、データ処理を代行するプロキシサーバに指定すれば、処理対象のVMがあるHyper-Vホストへの負荷が下がるため、稼働中のVMへの影響を抑えられます。
幅広くHyper-Vをサポート
- Windows Server 2012/2012 R2:
組み込みの変更ブロック追跡機能(以下CBT)がないため、『Veeam独自のHyper-V用のCBT』を搭載、増分・差分バックアップを実施可能です。 - Windows Server 2016以降:
Hyper-V組み込みの変更ブロック追跡機能であるResilient Change Tracking(RCT)を活用、追加のフィルタドライバを介することなく増分・差分バックアップを実施可能です。 - Server Core:
GUIのないServer Coreで導入されているHyper-Vホストもサポートしています。 - Microsoft Hyper-V Server(無償版):
無償版としてMicrosoftから提供されるHyper-V Serverもサポートしています。 - Azure Stack HCI:
2019年にリリースされたHyper-VとStorage Spaces Directに基づいて構築された、最初のAzure Stack HCIやそれ以降のAzure Stack HCI OSをサポートします。 - Windows 10/11:
インスタントリカバリのターゲット(リストア先)、およびSureBackupジョブの仮想ラボを作成するホストとしてのみサポートしています。