Veeam ONEはホスト、クラスタ、データストア、VMのリソース消費と作業負荷を包括的に表示します。VMware、Hyper-V仮想インフラのどのコンポーネントがリソースを最も消費しているか、どのホストの負荷が最も少ないかを一目瞭然に把握できます。特定のデータストアに対するI/O負荷を表示して、そのデータストアが過負荷であるか、さらに多くのVMを処理できるかを判断することもできます。Veeam ONE Monitorは仮想インフラの完全な可視性を提供し、トラブルシューティングをスピードアップし、大きな問題になる前に迅速に問題の根本原因を特定するのに役立ちます。
HostサマリではESX(i)、Hyper-Vホストとその子オブジェクトの健康状態とパフォーマンス情報の高レベルな概要を提供します。
仮想インフラの活動が仮想マシンのパフォーマンスにどのような影響を与えるか、例えば、「ネットワークリソースの使用量の急激な増加の理由」など、パフォーマンスの挙動の変化の原因となったイベントを検出することができます。vMotion、スナップショットの作成/削除、Veeam Backup & Replicationでのバックアップ活動などのイベントをパフォーマンスチャートに重ねて表示してリソースの使用状況を解析します。
Veeam ONE Monitorを使用するとESX(i)ホストのハードウェアコンポーネントの状態を監視できます。筐体、メモリ、電源、プロセッサ、ソフトウェアコンポーネント、ストレージ、システム、ウォッチドッグ、ファン、温度、電圧、その他のコンポーネントの詳細なセンサ情報を収集します。
Veeam ONEのモニターコンソールではVMware環境のvCenterサーバやESXホスト、仮想マシンのほかHyper-V環境のホストや仮想マシンの内部で現在起動しているサービスやプロセスの監視、制御が行えます。
監視項目は “% Processor Time” や “Mem Usage” など自由に選択可能です。
参考記事: サービス(デーモンプロセス)の監視・管理
Veeam ONEでは仮想インフラの健康状態やパフォーマンスの監視に加え、VMware、Hyper-V仮想環境のバックアップソフトであるVeeam Backup & Replicationのリアルタイム統計情報を収集し、パフォーマンスを調べて、最も使用されたプロキシ(処理サーバ)、リポジトリ(ファイル格納先)を検出しジョブがバックアップウィンドウに収まるかを確認することで、ジョブの失敗につながる問題点を明らかにします。
Veeam Backup & Replicationについてはこちら >>
リポジトリの現在の使用量や空き容量、日々の使用量についての情報を収集し、将来的にリポジトリの空き容量がなくなるまでの期間を予測します。
Veeam Backup & Replicationでは一つのバックアップジョブに対して一つのプロキシを使用します。
プロキシごとの処理を行った仮想マシンの数やデータの転送量、転送時間を収集することで高負荷のプロキシや使用していないプロキシなど構成の非効率な個所を発見し、負荷分散の目安とします。
様々な規定のアラームが導入時から利用できます。障害等が発生した際のアラームはもちろんのこと、CPUやディスクの使用状況、仮想マシンに対してある操作が行われたとき、クラスタの状態が変更されたとき、VMマシンの数が制限を越えたとき、スナップショットサイズが制限以上のときなど様々なアラームを利用してメール通知等ができます。
デフォルトで用意されたすべてのアラームには発生した原因から発生後の対処方法を記載した知識ベースが用意されています。問題発生時に迅速な対応が可能です。