iPhoneが発売されてから、我々のネットライフは随分と変わった。
メールだけをなんとか送受信できるものの、ブラウザー機能は乏しく、なんといっても
形が醜いBlackBerryやTreoのような携帯デバイスをもたずとも、今までPCを通じて
行っていたネットブラウジングや、個々のネットサービスをアプリという形で専門化
したプラグインソフトを用いることにより、より便利に使える環境を得たのだ。
事実、オフィスを離れた環境でPCを開く機会は随分減ったように感じる。
iPhone>3G>3GS>4 と進化するなかでネットへのアクセス速度も、Hardwareの性能も
よくなり、PC以上に快適な環境があの小さな端末を通して実現できるようになっていった。
そしてさらにAndroid携帯が発売されたことにより、iPhone以外でも同様なサービスと環境
がよりオープンに得られるようになった。
二つのプラットフォームを合わせて15万以上のアプリをダウンロードできる環境のおかげ
で、世界一だった日本の携帯電話サービスiModeをあっという間に追い抜いてしまった。
その日本も今、AndroidPhoneやiPhoneを通じてスマートフォンブームが起きているようだ。
スマートフォンを購入すると、当然アプリを使うようになる。
日本での”ソーシャルネットワーク”の公開のタイミングと合っていたからなのか最近
Facebookを使い始めた日本の人が多いようだ。
FacebookのFriendsリクエストが日本からよく来るようになった。
ワールドワイドで6億人のメンバーがいるそうだ。
昨年末にGoogleが社員全員に$2000のボーナスを配ったり、10%の給料値上げを行ったの
は、シリコンバレーでの年末の噂の的だったが、これらは優秀な人材がFacebookに流出
しないようにという配慮からだったという声も聞く。
GoogleのCEOがエリック・シュミットからオリジナルファウンダーのラリー・ページに交代
したのも急速にユーザー数を伸ばしているFacebookに対抗するためらしい。
インターネットのビジネスの主戦場がPCからモバイルへと移行するなかで、インターネット
の巨人Googleも大きく舵を切り始めているようだ。