VMware vSphere Hypervisor(ESXi無償版)からの脱却


VMware vSphere Hypervisor(旧ESXi無償版)は VMware ESXi を基盤とし、無償で利用することができるハイパーバイザーです。複数の仮想マシン(VM)を1台のサーバ上で実行することができますが、vSphere用の運用・管理ツールのVCenterサーバが使用できなかったっり、サード・パーティのバックアップ・ツールがサポートされていないなど不便なことが多々あります。

(1)VMware vSphere Essentialsについて
VMware社ではVMware vSphere Essentials (Plus)という小規模企業向けに機能をパッケージ化した 2 つのキットを提供しています。vSphere を導入できるサーバは最大 3 台(各2CPUまで)に限定されます。特にVMware vSphere EssentialsはローコストでVCenterサーバも利用できるので充分な環境です。

(2)VMware vSphere Essentialsへの移行
VMware vSphere Hypervisorからスタートし、VMware vSphere Essentialsを購入すれば、再インストール無く、システムを拡張できます。

(3)Veeam Essentialsの導入を検討
VMware vSphere Essentialsに移行した場合、
Veeam Essentials
の導入を検討ください。vSphereサーバ上の仮想マシンのバックアップ/レプリケーション、監視・管理、レポーティング、キャパシティ・プラニングが可能となります。VMware vSphere Essential Plusにアップグレードすることなく、充分にVMware仮想環境を構築運用できます。

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