導入事例
武田薬品工業の英国法人武田UK様（自社環境で使用）

Veeamでバックアップのスピードアップ、データ保護の統合、一貫性を実現

経営課題とそのバックグラウンド：

武田薬品工業の英国法人、武田UK(Takeda UK Ltd)は南部バッキンガムシャーに位置し、従業員の多くはリモート・サイトで働いています。IT部門はすべての従業員がどこからでも企業データにアクセスができることを求められています。

武田UKは2006年から仮想化へ動き出し、現在はほぼ100%のサーバ仮想化を実現しています。10台未満のレガシーな物理サーバがまだ残っていますが、それらはミッション・クリティカルではないレガシー・アプリケーションが稼働していますが、それらは仮想化が何らかの理由でできないものです。ITインフラはMicrosoft Exchange, SharePoint,Active Directory,特別なメディカルBIデータベースなどすべての重要なアプリケーションが稼働する約50の仮想マシン（VM)が含まれます。

IT部門のもっとも重要なタスクはディザスタリ・リカバリとビジネス継続で、ダウンタイムは許されません。政府機関に提出するドキュメントは遅れることは許されません。それを怠ると重大な結果がもたらされます。

武田UKがVeeamを導入する前のソリューションは不安定で、スピードの遅いものでした。それゆえもっと効率のよいバックアップ・ソリューションを見つけることが必要に迫られていました。IT部門はリカバリのポイント・イン・タイム、バックアップ・リカバリ・スピード、バックアップの整合性、バックアップの検証、アイテム・レベルのリストア機能に焦点を合わせて新しいソリューションの調査を開始しました。

Veeamソリューション：

武田UKのIT部門がVeeamソリューションに出会った時には驚きでした。その理由はIT部門が以前のバックアップソリューションへの投資と比べると非常に軽いものでした。

さらにVeeam Backup & Replicationの調査・検証を進めると武田UKのもっとも重要なディザスタリ・リカバリとビジネス継続を満たすものでした。Veeam Backup & ReplicationのvPower技術を使用することでバックアップ・ファイルから直接VMを起動することができ、SureBackupという機能で50VMのすべてのバックアップのリカバリ可能性を自動検証することができました。VeeamによりIT部門は以前のような不確実性と不一致性から解放されました。

またバックアップのスピードについても以前のバックアップ・ツールと比較すると10倍が可能となりました。ファイル・レベルのリストもスピードが速く、以前は半日もかかっていたものが10分に短縮されました。

Veeam Backup & Replicationの幅広い機能により武田UKのIT部門は多くのバックアップ・ツールを統合することに成功しました。現在はアプリケーション・レベルのバックアップ・システムを廃棄し、すべてのシステムのバックアップをVeeamで行っています。以前は別々のデータベース、アプリケーションを別々のエージェントを使用して行っていましたが、Veeamソリューションの導入でプロセスを簡素化し、管理コストの削減に成功しました。

達成した成果：

異種ストレージ・システム間でのVMのレプリケーション：
Surebackにより武田UKでの50VMのすべてのバックアップのリカバリ可能性を自動検証が可能。これによりIT部門は通常の業務を遅れることなく遂行することが可能になりました。
日常でのすべてのVMの高速バックアップが可能に：
Veeam Backup & Replicationを使用することで武田UKは以前のバックアップ・ツールと比較して10倍のスピードを得ることができました。IT 部門は重要なVMに関してはさらに頻繁なバックアップを行っています。
すべてのアプリケーションとファイル・システムに対する正確なリカバリ：
Veeam Backup & Replicationはリカバリ検証プロセスを自動化することができます。バックアップはSurebackにより検証され、100%信頼性を持って、オンタイムに完了します。