Wasabi Cloud NAS
NASファイル形式の使用感はそのままに、
社内ファイルサーバの空き容量を確保するクラウドNASソリューション
Wasabi Cloud NASは、オンプレミスのNASに保管された実データをWasabi hot cloud storage上にオフロード、コピーするソフトウェアです。
概要
NAS増設の手間とコストを削減
ローカルNASのデータを、Wasabiのクラウドストレージへオフロードすることで、物理的なストレージ容量が解放され、費用やメンテナンスを削減します。
簡単に利用スタート
WindowsのサーバまたはPCに、Wasabi Cloud NASをインストール後、再起動なしで、すぐにご利用を開始できます。
無料トライアルをご用意
お客様に安心してご利用いただけるよう、Wasabiクラウドストレージと併せて、無料トライアル期間を設けております。
用途
ストレージ解放
ファイルをWasabiクラウドへオフロード(移行)します。オフロード後は、スタブ(ファイルのメタデータ:実質容量0バイト)のみがオンプレミスのサーバ上で保持されるため、ストレージ領域を解放できます。ユーザからデータへアクセスする際は、クラウドから実データをダウンロードします。
オフロードするファイルの条件はユーザ側で細かく設定可能
「最小ファイルサイズ」と「ファイルにアクセスされていない時間間隔」という2つのパラメータに基づいて、ファイルをオフロードします。また、ストレージの空き領域が一定値を下回った際に、対象ファイルをすべてオフロードするような設定もでき、知らない間に空き容量が枯渇するような事態を避けることができます。
上の例では、ストレージ領域の使用率が50%を超えている状態において、「過去4週間アクセスされていない」かつ、サイズが「100MB以上のファイル」をオフロードします。また、ストレージ領域の使用率が95%を超過した際は、対象のファイルがすべてオフロードされます。
レプリケーション
データをローカルに残して、Wasabiクラウドへレプリケーションし、ローカルとクラウドの2か所でデータを保管します。
主に災害対策やリプレイス目的で使用します。
その他の機能
バージョン管理機能
複数のファイルバージョンをWasabiクラウド上へ保存することができます。
ソフト削除機能
同期元のローカルファイルが削除された場合でも、一定期間は、 Wasabiクラウド上でファイルを保持することができます。
システム要件
インストール先
- 64bit プロセッサ搭載のWindows PC
- Windows 7/8/10/11
- Windows Server 2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019/2022 - メモリ:4G RAM
- ディスク:60MB HDD
(+WCNで管理するファイルを追跡するためのデータベースとして、100万ファイルあたり約100MB) - Microsoft .NET Framework 4.8
ネットワーク
- 80 ポート(Outbound):HTTP接続を介したオブジェクトストレージとの通信用
- 443 ポート(Outbound):HTTPS接続を介したオブジェクトストレージとの通信用
- 445 ポート(Outbound):SMBネットワーク共有ターゲットとの通信用
- cloudnas.wasabisys.comへのアクセス
ストレージ
- ローカルマウントドライブ(NTFS/ReFS ボリューム)
- SMB/NFS 共有