Veeam ONE Reporterは自動的に仮想環境のコンポーネントと構成設定、パフォーマンスとデータ保護の効率化に関する情報を検出、収集することができます。収集したデータを分析して仮想マシンのパフォーマンス、リソース使用の効率化、キャパシティプランニング、変更追跡といった包括的で視覚的なレポートとダッシュボードを提供します。
50以上のレポートテンプレートが用意されており、テンプレートに対していくつか必要な情報(解析を行う仮想オブジェクトや期間など)を入力することで要件に合わせてレポートを作成できます。
作成したレポートはExcel, PDF, Word形式で出力可能です。出力したレポートは配信スケジュールを設定し、定期的にメール配信や指定フォルダへの出力が可能です。
Veeam ONEはトレンド分析を提供するため、平均負荷、ピーク負荷およびボトルネックを確認することができます。さらに、リソースの使用率が指定したしきい値に到達するまでの日数を予測するため、「問題が生じる前に対処する」のに役立ちます。そして、後のボトルネックを防ぐために、パフォーマンスとリソース使用率を最適化するための推奨環境の情報を提供します。
仮想インフラは極めて動的です。管理者またはハイパーバイザ自体が変更を行い、パフォーマンスに影響を与えることがあります。パフォーマンスの低下や仮想マシンの機能停止が発生した場合、最初に知りたいのは「なにが変更されたか?」です。Veeam ONEは仮想環境での変更の際に対する「だれ? なに? どこ? いつ? どうやって?」の疑問に答えます。この監査データを使用すれば、変更のワークフローを改善したり、問題のある変更を調査することができます。
ダッシュボードでは、仮想環境に関する様々な情報をWeb経由で閲覧することができます。単一画面に重要なデータを集約することで、管理者および経営者は仮想環境を理解することが容易になります。またMicrosoft SharePointなど、サードパーティ製のダッシュボードやイントラネットのWebポータルに統合することも可能です。ダッシュボードの作成は簡単であり、ウィジェットと呼ばれる各パーツを組み合わせることで作成することが可能です。