Syniti Replicateの構成例を目的別に紹介します。
ソースDBとターゲットDBがそれぞれ1台の場合の最も一般的な構成です。
上の図ではソースの基幹データベースであるAS/400から必要なデータをターゲットのSQL Serverにレプリケーション(ミラーリング)し、Windows向けアプリケーションからデータを活用することができます。
ソースDBが複数台、ターゲットDBが1台の場合の構成です。
上の図ではソースの複数の基幹データベースであるAS/400からそれぞれ必要なデータをターゲットのOracleにレプリケーション(ミラーリング)し、Oracle向けアプリケーションからデータを活用することができます。レプリケーションでデータを統合することによって、一元管理が可能になるメリットがあります。
ソースDBが1台、ターゲットDBが複数台の場合の構成です。
上の図ではソースの基幹データベースであるOracleから必要なデータをターゲットのそれぞれのMySQLにレプリケーション(ミラーリング)します。それぞれのMySQLでバックアップ用・社内システム用・Webアプリケーション用など、用途に応じて使い分けることが可能です。
ソースDBが1台、ターゲットDBが1台の場合の構成です。
上の図ではソースのDb2 LUWで更新があればターゲットのSQL Serverへ、ターゲットのSQL Serverで更新があればソースのDb2 LUWへレプリケーション(シンクロナイゼーション)し、常に双方のデータの同期を取ることができます。双方のデータベースにリアルタイムな増分アップデートが必要なアプリケーションに最適な構成です。
3台以上のデータベースがある場合の構成です。
上の図では複数台のOracleがあり、いずれか1つのOracleでデータの更新があれば、他すべてのOracleに対してレプリケーション(マルチシンクロナイゼーション)し、常にすべてのOracleでデータの同期を取ることができます。例えば各店舗サーバごとにDBがあり、常に全サーバでデータの整合性を保つ必要があるケースに最適な構成です。