非営利団体で仮想環境の経済的なモニタリングを可能にした Veeam ONE
Singapore Internet Exchange (SGIX)は、非営利のオープンかつ中立的な立場のインターネット・エクスチェンジ(IXP)で、インターネット・アクセス・プロバイダ(IAP)およびコンテンツ・プロバイダを1ヶ所で相互接続することができます。SGIX でシンガポール全土のサイトを直接相互接続することにより、コストが削減され、待ち時間が短縮される上に、ローカルの IP トラフィックの帯域幅も増加されます。SGIX の高速で可用性の高い設備は、メンバーに対して持続可能なパフォーマンスを保証します。
SGIX が Veeam ONE に最初に注目したのは、ESXi ホストと組み合わせて使用できるという点でした。さらに、仮想インフラ全体の集中管理、リソースの使用状況に関するレポート、潜在的な問題を警告するアラートといった機能も、SGIX に Veeam ONE の購入を決断させる理由になりました。
SGIXは設立当初、インフラの仮想化を選択しました。現在、SGIXの環境はLinuxサーバ上で稼働する4台のVMware ESXiホストで構成されています。19台の仮想マシン(VM)は、認証やネットワーク・グラフ・ツールなどのミッションクリティカルなアプリケーションを実行し、インターネット・エクスチェンジのルーティングを調整するために必要不可欠なルート・サーバをサポートしています。
SGIXは最初、無料のESXツールを使用して仮想環境を監視していました。「わずかな予算で運営している非営利団体であるため、環境を管理するための最も経済的な方法を探していました。無料ツールは、費用をかけずに仮想戦略をテストするには有用でしたが、長期にわたって使用できるものではありません。また、まもなく、このツールにはない機能、特に、仮想インフラ全体を監視するだけでなく、潜在的な問題を特定し、警告するソリューションが必要であることもわかりました」とChun Sing Kerk氏は語っています。
Kerk氏は、VMworldでVeeamのデモを見て、Veeam製品の機能とテクノロジーに好印象を受けました。同氏は、「Veeam ONEは、我々のような小規模の組織にとって理想的なソリューションであるというのが最初の印象でした。手頃な価格で、しかも我々の要件を満たすモニタリング機能が装備されているからです。この印象は、自分の会社ですでにVeeamを使用している友人によってさらに強くなりました。早速Veeam ONEの無償版をダウンロードしてみると、期待以上のものであることがわかりました。まさに我々にぴったりのツールであることを知り、完全版の購入を進めるべきだと確信しました」と語っています。
Veeam ONEは、1つで、強力ながらも使いやすいモニタリング機能とレポーティング機能の両方を提供するソリューションであるため、Kerk氏は、SGIXの仮想環境を効果的に管理することができます。同氏は、「Veeam ONEにより、仮想インフラを総合的に管理することができます。Veeam ONEは、使いやすく、我々のような小規模で、経費を節減しなければならない組織にとって申し分のないソリューションです」と語っています。
Veeam ONEは、パフォーマンスとリソースの使用状況を24時間365日リアルタイムで監視し、仮想インフラ全体に関する総合的な情報を表示します。Veeam ONEは、インフラを自動的に検出してドキュメント化し、分析を行うため、Kerk氏は問題を特定し、即座に対応することができます。同氏は、「メンバーは、数千ものエンドユーザに情報やサービスを提供するには、24時間365日可用性を維持することが極めて重要です。Veeam ONEをインストールした直後、1台のホストでハードディスク障害が発生しているという警告を受けました。Veeam ONEをインストールしていなければ、問題を検出して、それに対応するのに長時間を要したかもしれません」と説明しています。
問題解決は、Veeam ONEに内蔵されているインテリジェンスによってさらに強化されます。「Veeam ONEの設定済みアラームと広範な知識ベースにより、問題が発生していることを知り、問題の早期解決に役立つ回避策やトラブルシューティングについて助言を受けることができるため、サービスを中断させてしまうことはめったにありません」とKerk氏は語っています。
Veeam ONEのレポーティング機能は、仮想環境を制御し、最適化するのに役立つ詳細なレポートを提供するため、SGIXは、ドキュメンテーションの自動化、変更追跡、過少または過剰使用のリソースの特定を行うことができます。同氏は、「詳細かつ最新のドキュメンテーションが必要不可欠です。設定に関する詳細な履歴をすぐに手に入れることができるし、事前定義された自動レポートにより、変更のドキュメント化と追跡、リソースおよび作業負荷の特定も可能です」と述べています。
Kerk氏は、レポートがいかに有用であるかを示す例を挙げました。「日次レポートを通して、必要不可欠なVMwareツールが一部のLinuxサーバにインストールされていないことが発覚しました。しかし、VMを特定できたので、この状況が大きな問題になる前に修復することができたのです」。
Kerk氏は、Veeam ONEのパフォーマンスに非常に満足しています。「私はためらうことなく、仮想環境向けのモニタリング・ツールを探している企業に対して、Veeam ONEをぜひ試してみることをお勧めします。期待を裏切ることはありません」。