ジャーナル保持期間以上の長期保管用途として、Long Term Retention機能が搭載されました。複製したVMのデータから週次、月次といった単位で長期保管用のバックアップを作成するので、運用環境への負荷なしに世代要件を満たすことができます。この長期保管は増分バックアップとして世代保存されるため、ストレージ使用量を抑えたデータ保護を実現します。
今まではVM保護グループであるVPG単位でフェイルオーバを実施していましたが、Zerto 6.5ではVPG内の特定VMのみをフェイルオーバすることも可能となりました。テスト用途で特定VMだけを復旧させたい場合や、クローンを作成したい場合でも、VPGの構成によらず実施することができます。
パブリッククラウド(AWS、Azure)へのフェイルオーバも強化されています。例えばAWSへのフェイルオーバでは、新たに EC2インスタンスタイプ「M5/C5 」が選択可能となりました。Azureに関しても、Azure Premium管理ディスクを使用してフェイルオーバを実施することができるようになっております。