AWS Identity and Access Management (IAM)や、Azure Managed Service Identity(MSI)のサポートが追加されました。これによりAWS環境のアクセスキーやAzure AD環境への登録済みアプリケーション生成動作などが不要となり、セキュリティ面の向上が行われています。
また、2020年以降のアップデートでは、vSphere API for I/O Filtering(VAIO)連携が実装予定となっており、実装後はvSphereのセキュアブートやSPBM連携機能もサポートされる予定です。
パブリッククラウド用Zerto管理サーバZCAがフェイルオーバ時などに使用するスクリプトの参照先が、ヨーロッパでなくローカルのリージョンへと変更されました。これにより特にAWS環境では、ZCAやZSATにパブリックIPではなくプライベートIPアドレスを付与することでも、Zertoレプリケーションを実施することが可能となっています。
LTRリポジトリへのバックアップ時に、HPE SroreOnce Catalyst機能と統合したデータ保護ができるようになりました。ソース側での重複排除機能を活用することにより、データ転送量を大幅に削減することが可能です。
Zerto Analyticsのリソースプランナー機能により、保護対象環境のデータ分析結果から、レプリケーション実施のために必要なリソース要件を予測することが可能になりました。ネットワーク帯域やジャーナルディスクなどのリソースサイジングを簡単に行うことが可能です。