v10のシステム要件
※最小構成では、管理サーバ、プロキシサーバ、リポジトリサーバ、テープサーバを同一のサーバで兼用することも可能です。その場合には、4つすべてのサーバの要件を考慮する必要があります。
2023年2月を以て以下製品はメーカーサポート終了となります。
・Veeam Backup & Replication 10
・Veeam ONE 10
・Veeam Agent for Microsoft Windows/Linux 4.0
2023年3月以降の上記サポートはクライム社内で対応可能な範囲限定となり、ライセンスキー取得、不具合修正、回避策適応など、メーカー対応が必要な内容は、バージョンアップが必要となりますので、ご注意ください。
v9.5のシステム要件はこちらをご参照ください ≫
最新版のシステム要件はこちらをご参照ください ≫
サポートするVMwareインフラ環境
プラットフォーム
* vSphere 7.0
* vSphere 6.x
* vSphere 5.5
* VMware Cloud on AWS
ホスト
* ESXi 7.0
* ESXi 6.x–6.7U3
* ESXi 5.5
※ Free ESXiはサポートしておりません。
管理サーバ(任意)
* vCenter Server 7.0
* vCenter Server 6.x –6.7U3
* vCenter Server 5.5
* vCloud Director 8.20–10.0
ゲストOS
* VMwareがサポートする全てのゲストOS
※Microsoft Windows 2003およびNano Serverのアプリケーション対応処理は非対応です。
サポートするHyper-Vインフラ環境
プラットフォーム
* Windows Server 2019
* Windows Server 2016
* Windows Server 半期チャネル(バージョン1903を含む)
* Windows Server 2012 R2
* Windows Server 2012
* Windows Server 2008 R2 SP1
ホスト
* Windows Server Hyper-V 2019
* Windows Server Hyper-V 2016
* Windows Server 半期チャネル(バージョン1903を含む)
* Windows Server Hyper-V 2012 R2
* Windows Server Hyper-V 2012
* Windows Server Hyper-V 2008 R2 SP1
* Microsoft Hyper-V Server(Free版)をサポート
※ Hyper-Vの役割がインストールされたWindows Nano Serverはサポートされていません。
※ ホストは関連する全てのMicrosoft Windows Serverのホットフィックスがインストールされている必要があります(https://www.veeam.com/kb1838)。
管理サーバ(任意)
* Microsoft PowerShell Engine 2.0
* Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2019
* Microsoft System Center Virtual Machine Manager 1807
* Microsoft System Center Virtual Machine Manager 1801
* Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2016
* Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2012 R2
* Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2012 SP1
* Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1
ゲストOS
* Hyper-Vがサポートする全てのゲストOS
管理サーバ(Veeamインストール先)
Veeam Backup & Replicationをインストールし、バックアップやレプリケーションの管理やロードバランシングを行うサーバです。最小構成の場合にはインストール先サーバ自体を重複排除、圧縮といったデータ処理に用いることや、保存先として利用することも可能です。その場合には、プロキシサーバ、リポジトリサーバの要件も考慮する必要があります。またVeeam インストール先は物理マシン、仮想マシンどちらでも問題ありません。
CPU
・ x86-x64 プロセッサ(4コア以上を推奨)
メモリ
・ 4 GB RAM
※ 同時実行するジョブ数ごとに500 MBの追加を推奨
ディスク容量
・ 5 GB(製品インストールのため)
※ Microsoft .Net Framework 4.7.2インストールのために4.5 GB
※ ゲストOSのカタログフォルダ用に100 VMごとに10 GB(任意)
※ インスタントVMリカバリのキャッシュフォルダ用に10 GB(任意)
ネットワーク
・ オンサイト バックアップ/レプリケーション:1 Gbps LAN
・ オフサイト バックアップ/レプリケーション:1 Mbps もしくは 高速なWAN
※ 高遅延や応答が不安定なWAN回線もサポート
対応OS(64bit版のみサポート)
・ Microsoft Windows Server 2019
・ Microsoft Windows Server 2016
・ Microsoft Windows Server 2012 R2
・ Microsoft Windows Server 2012
・ Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
・ Microsoft Windows 10 (1607–1909)
・ Microsoft Windows 8.1
・ Microsoft Windows 7 SP1
SQL Server
ジョブ設定など、Veeamの構成情報を保存するために使用するデータベースと下記バージョンのMicrosoft SQL Server(Express Editionと有償版いずれも含む)をサポートしています。
・ Microsoft SQL Server 2019
・ Microsoft SQL Server 2017
・ Microsoft SQL Server 2016
・ Microsoft SQL Server 2014
・ Microsoft SQL Server 2012
・ Microsoft SQL Server 2008 R2
・ Microsoft SQL Server 2008
※ SQL 2016 SP1 Express EditionとSQL 2012 SP4 Express Edition SP4がVeeamインストーラに含まれており、Windows Server 2012以降へのインストールではSQL 2016 SP1 Express Editionを使用します。
※ 既にインストールされているローカル/リモートのSQL Serverを使用することも可能です。
※ 環境に含まれる仮想マシンが500 VMより多いような大規模環境では有償版SQL Serverが必要になる場合があります。
必要なソフトウェア
下記ソフトウェアは前提ソフトウェアであり、Veeamインストーラに含まれています。
・ Microsoft .NET Framework 4.7.2
・ Windows Installer 4.5
・ Microsoft SQL Server Management Objects
・ Microsoft SQL Server System CLR Types
・ Microsoft Report Viewer Redistributable 2015
・ Microsoft Universal C Runtime
下記ソフトウェアは任意利用であり、手動でインストールする必要があります。
・ Microsoft PowerShell 2.0 以上(任意)
・ Firefox、Google Chrome、Microsoft Edge、またはMicrosoft Internet Explorer 10.0以降
プロキシサーバ(データ処理サーバ)
バックアップ代理処理用サーバ(Backup Proxy Server)に推奨される環境
※Veeam Backup & Replicationサーバとは別にバックアップ処理を行うことが可能なサーバです。負荷分散や遠隔地での処理を目的に使用します。
CPU
・ 最新のx86プロセッサ(最小2コア / vCPU+追加の同時実行タスクごとに1コア / vCPU)
マルチコアプロセッサを使用することで、データ処理のパフォーマンスが向上し、より多くのタスクをバックアッププロキシで同時に処理することができます。
メモリ
・ 2GB RAM+追加の同時実行タスクごとに200MB RAM
高速なメモリ(DDR3/DDR4)を使用することで、データ処理のパフォーマンスが向上します。
ディスク領域
・ 300MB+追加の同時実行タスクごとに50MB RAM
ネットワーク
・ オンサイトバックアップ、レプリケーションに1Gbps LAN
・ オフサイトバックアップ、レプリケーションに1Mbps WAN
※ 高遅延で不安定なWANリンクをサポートします。
対応OS
VMware用プロキシサーバ:
・ Microsoft Windows Server 2019
・ Microsoft Windows Server 2016
・ Windows Server 半期チャネル(バージョン1903を含む)
・ Microsoft Windows Server 2012 R2
・ Microsoft Windows Server 2012
・ Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
・ Microsoft Windows 10(1607–1909)
・ Microsoft Windows 8.1
・ Microsoft Windows 7 SP1
・ Debian 8–10
・ Ubuntu 19.10
・ Ubuntu LTS:14.04, 16.04, 18.04
・ RHEL 6.x–8.x
・ CentOS 6.x–8.x
・ Oracle Linux 6(UEK3以降)
・ Oracle Linux 7, 8
・ Fedora 30–31
・ openSUSE Leap 15.1
・ SLES 11 SP4
・ SLES 12 SP1–SP5
・ SLES 15 SP0, SP1
※ ESXi 5.5以降で動作している仮想マシンを保護する場合は、64ビットマシンを使用する必要があります。
※ Linux OSを使用する場合は、BashシェルとSSHが必要です。
Hyper-V用オフホストプロキシサーバ:
・ Microsoft Windows Server 2019
・ Microsoft Windows Server 2016
・ Windows Server 半期チャネル(バージョン1903を含む)
・ Microsoft Windows Server 2012 R2
・ Microsoft Windows Server 2012
・ Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
※ Hyper-Vの役割を有効にする必要があります。
※ CSV(SAN)からのオフホストバックアップでは転送可能なシャドウコピーをサポートしているVSSハードウェアプロバイダが必要です。これは一般的に、ストレージベンダーが提供するクライアントコンポーネントの一部として配布されます。また、SMB共有ストレージからのオフホストバックアップでは必要ありません。
リポジトリサーバ(ファイル保存先サーバ)
ファイル保存、展開処理用サーバ(Backup Repository Server)に推奨される環境 ※Veeam Backup & Replicationサーバとは別にバックアップファイルの保存、展開処理を行うことが可能なサーバです。 負荷分散や遠隔地での処理を目的に使用します。具体的な処理としてはインスタントVMリカバリ時などでバックアップファイルを一時的に展開し、ホストへの接続処理を行います。
CPU
・ 最新のx86プロセッサ(x86-64を推奨)
メモリ
・ 4GB RAM+同時実行ジョブごとに2GB RAM(32ビットOS)または4GB RAM(64ビットOS)
※ VMのサイズ、仮想ディスクの数、バックアップチェインの長さによって異なります。
ディスク領域
・ コンポーネントのインストール用に300MB
ネットワーク
・ オンサイトバックアップ、レプリケーションに1Gbps LAN
・ オフサイトバックアップ、レプリケーションに1Mbps WAN
※ 高遅延で不安定なWANリンクもサポートします。
対応OS
下記OSの32ビット、64ビット(推奨)いずれにもインストール可能です。
・ Microsoft Windows Server 2019
・ Microsoft Windows Server 2016
・ Windows Server 半期チャネル(バージョン1903を含む)
・ Microsoft Windows Server 2012 R2
・ Microsoft Windows Server 2012
・ Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
・ Microsoft Windows 10 (1607–1903)
・ Microsoft Windows 8.1
・ Microsoft Windows 7 SP1
・ Oracle Linux 5を除くLinux
※ SSHとPerlが必要です。
※ Linuxの64ビット版は32ビットプログラムを実行することができなければなりません。純粋な64ビット版Linuxはサポートされていません(Perlインストールは32ビット変数をサポートしなければなりません)。
バックアップ保存先
・ リポジトリサーバのローカル(内部)ストレージ
・ リポジトリサーバに直接接続されたストレージ(DAS)
※外部のUSB/eSATAドライブ、USBパススルー、RAWデバイスマッピング(RDM)ボリュームなどを含みます。
・ ストレージエリアネットワーク(SAN)
※バックアップリポジトリにハードウェアまたは仮想HBA、ソフトウェアiSCSIイニシエータを介してSANファブリックに接続する必要があります。
・ ネットワーク接続ストレージ(NAS)
-SMB(CIFS) / NFS共有:リポジトリとして直接登録することが可能です。
・ 高度な連携が可能な重複排除ストレージアプラインス
-Dell EMC Data Domain(DD OSバージョン5.6、5.7、6.0、6.1):連携にはDDBoostライセンスが必要であり、イーサネット接続とファイバチャネル(FC)接続の両方がサポートされています。
-ExaGrid(ファームウェアバージョン5.0.0以降)
-HPE StoreOnce(ファームウェアバージョン3.15.1以降):連携にはCatalystライセンスが必要であり、イーサネット接続とファイバチャネル(FC)接続の両方がサポートされています。
-QuantumおよびOEMパートナー(ファームウェアバージョン3.4.0以降):DXi4700(NASのサポートが必要)、DXi4700(マルチプロトコルのサポートが必要)、DXi6900、DXi6900-Sが含まれます。
・ オブジェクトストレージ
-スケールアウトリポジトリを使用して、バックアップファイルを次のオブジェクトストレージにアーカイブすることが可能です。
-Amazon S3
-IBM Cloud Object Storage
-Microsoft Azure Blob Storage
-Amazon S3互換ストレージ
テープサーバ(テープへの読み書き)
テープデバイス(テープ・ライブラリ)に対しての読み書きを管理するサーバです。このサーバとテープデバイスを接続する必要があります。
※テープデバイスへの読み書きを行わない場合、テープサーバは不要です。
CPU
・ x86 プロセッサ(x86-x64 推奨)
メモリ
・ 2GB RAM+同時実行タスクごとに追加で 200MB RAM
ディスク領域
・ 300MB + 10GB
※ 10GBはバックアップ・リストアの際、一時的に使用します。
対応OS
下記OSの32ビット、64ビット(推奨)いずれにもインストール可能です。
・ Microsoft Windows Server 2019
・ Microsoft Windows Server 2016
・ Windows Server 半期チャネル(バージョン1903を含む)
・ Microsoft Windows Server 2012 R2
・ Microsoft Windows Server 2012
・ Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
・ Microsoft Windows 10 (1607–1909)
・ Microsoft Windows 8.1
・ Microsoft Windows 7 SP1
対応テープデバイス
・ LTO3 以上のテープライブラリ(VTL を含む)とスタンドアロンドライブ
※テープデバイスは、バックアップサーバまたはテープサーバに SAS、FC、iSCSI イン ターフェース経由で直接接続する必要があります。
※ベンダーから提供されるデバイス固有のWindows用OEMドライバがインストールされていない場合、テープデバイスは、不明または汎用としてWindowsのデバイスマネージャに表示され、ネイティブSCSIコマンドモードを有効にする必要があります。
NASバックアップ
プラットフォーム
・ SMB v1-v3
・ NFS v3, v4.1
・ Windows/Linux
静止処理対応
SMB v3の場合
・ VSSスナップショット
・ File Proxy:Windows 2012 R2以上
その他
・ ストレージスナップショット
※スクリプト等で手動連携必須