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Veeam v10の新機能


Ver.9.5 Update 4での新機能 ≫ Ver.9.5での新機能 ≫ Ver.9での新機能 ≫ Ver.8での新機能 ≫

対応プラットフォーム

VMware

vSphere 7.0
vSphere 6.x
vSphere 5.5
VMware Cloud on AWS

vCloud Director 8.20–10.0

Hyper-V

Windows Server Hyper-V 2019
Windows Server Hyper-V 2016
Windows Server 半期チャネル(バージョン1903を含む)
Windows Server Hyper-V 2012 R2
Windows Server Hyper-V 2012
Windows Server Hyper-V 2008 R2 SP1

NASバックアップ

対応プラットフォーム

  • SMB:v1 v2 v3
  • NFS:v3 v4.1
  • Windows / Linux

一貫性のある高速増分バックアップ

巡回冗長検査(CRC)値で比較を行うことで、変更されたファイルを正確に素早く検出、大量のファイルを持つファイルサーバでも高速な増分バックアップを実現します。

一貫性のある高速増分バックアップ

静止処理対応

静止処理対応

  • SMB v3の場合
    ・VSSスナップショット
    ・File Proxy:Windows 2012 R2以上
  • その他
    ・ストレージスナップショット
     ※スクリプト等で手動連携必須

データベース不要で安価に保存、スケールアウトリポジトリでメタデータ冗長性も

大量のファイルの世代を含むバックアップを行う場合、インデックス等を保持するためにデータベースが必要になる場合があります。ただ、この場合、バックアップ要件が高くなり、高価になりがちです。Veeamではこれを避けるため、ファイル自体を保存するのではなく、どこにどのファイルのデータが保存されているのかを記録したメタデータと実際のデータを保存するデータBLOBに分けてバックアップを格納します。また、保存先をスケールアウトリポジトリとした場合、もっとも重要なメタデータは2つコピーを保持するように冗長構成が可能です。

データベース不要で安価に保存、スケールアウトリポジトリでメタデータ冗長性も

世代管理、アーカイブ、速度コントロール

NASバックアップではスケールアウトリポジトリを用いなくともオブジェクトストレージをアーカイブ先に別途指定可能です。例えば、オンプレのストレージ上には3か月分のファイルバージョンを保持し、クラウドでは3年間分のファイルバージョンを保持するといった構成も簡単に行えます。
また、ソースとなるNASにかかる負荷をコントールすることも可能であり、影響は少ないが低速で、読み取り負荷は大きくなるが高速にといった調整も可能です。

世代管理、アーカイブ、速度コントロール

オブジェクトストレージへのアーカイブ改善

イミュータブル(不変)オブジェクト

Amazon S3や対応しているS3互換ストレージ(Wasabiなど)では、一度保存されたファイルの変更や削除を一定期間実施できないようにするイミュータブル機能をサポートしています。この機能はランサムウェア対策などでは必須ともいえる機能であり、Veeamはこれと連携し、アーカイブされたオブジェクトを指定した期間、不変なものとして保存できます。

イミュータブル(不変)オブジェクト

スケールアウトリポジトリの即時コピーオプション

スケールアウトリポジトリでキャパシティ層を指定した場合、v9.5まではMoveオプションで非アクティブな現在使われていないバックアップチェーンのみをアーカイブすることができました。オンプレストレージ上における容量を確保するという面ではこのMoveオプションでも十分でしたが、3-2-1ルールに基づいてオフサイトへの保存としてキャパシティ層を利用したい場合には不十分でした。v10では新しく作成されたリストアポイントを即座にアーカイブするCopyオプションが追加されより便利に、柔軟にご利用いただけます。

スケールアウトリポジトリの即時コピーオプション

インスタントVMリカバリ機能強化

エンジン2.0とマルチVMインスタントリカバリ

インスタントVMリカバリ用のエンジンが大幅に改修され2.0となりました。大きな変更点としてはRAMキャッシュの実装です。これにより、バックアップから直接VMを起動するという仕様上の保存先ストレージへの依存を減らし、数倍高速に起動できるようになりました。またこれに伴い、保存先ストレージのI/Oパフォーマンスの観点から1台ずつに制限されていたインスタントVMリカバリでも、複数のVMをまとめて起動することが可能になりました。

エンジン2.0とマルチVMインスタントリカバリ

なんでもVMwareへインスタントVMリカバリ

9.5まではVMware仮想マシンのバックアップのみをVMware環境にインスタントVMリカバリできましたが、v10からはVeeamが作成したマシンのバックアップであれば基本的にVMwareの仮想マシンとしてインスタントVMリカバリが可能です。

  • Hyper-V VM
  • Nutanix VM
  • Windows
  • Linux
  • Amazon EC2

個別ディスクのインスタントリストア

9.5までは仮想マシン単位でしか、インスタントVMリカバリは実施できませんでしたが、v10ではバックアップ内に含まれる特定の仮想ディスクを指定したマシンにインスタントリストアでマウントし利用できます。これにより、バックアップに含まれる本番VMの仮想ディスクを検証用VMにマウントしてテストするなど利用用途が広がります。

個別ディスクのインスタントリストア

Veeamデータ統合API

仮想マシンのバックアップから、それに含まれているディスクをiSCSIで公開可能なAPIが追加されました。これにより、Veeam以外のサードパーティー製品がVeeamのバックアップからデータを抽出し、データのマイニングや分類、セキュリティ分析、eDiscovery、データフォレンジックなどで利用できます。

Veeamデータ統合API

Linux対応の拡大

高度なXFS統合

XFSの持つFast Clone機能と連携し、バックアップファイルの合成処理を最大20倍高速化し、バックアップウィンドウの短縮、保存先ストレージの負荷、容量の削減できます。

高度なXFS統合

NFSバックアップリポジトリ

v10ではCIFS(SMB)リポジトリと同様にNFSをバックアップ保存先として利用できます。これにより、多くの場合、NFSプロトコルを介して容量を利用可能なハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)との統合も容易になります。また、NFSリポジトリの場合にはLinuxマシンをゲートウェイサーバとしても使用可能です。

NFSバックアップリポジトリ

Linuxバックアッププロキシ

VMware環境のVirtual Appliance(HotAdd)モードで動作するバックアッププロキシとして、Linuxマシンをサポートしました。仮想アプライアンスとして事前用意されたものではなく、任意のLinuxディストリビューションを利用いただけますので、セキュリティチームや管理者により許可された安全で集中管理可能なマシンでコンプライアンスを達成可能です。

Linuxバックアッププロキシ

  • Debian 8 – 10
  • Ubuntu 19.10
  • Ubuntu LTS: 14.04, 16.04, 18.04
  • RHEL 6.x – 8.x
  • CentOS 6.x – 8.x
  • Oracle Linux 6 (UEK3~)
  • Oracle Linux 7, 8
  • Fedora 30 – 31
  • openSUSE Leap 15.1
  • SLES 11 SP4
  • SLES 12 SP1 – SP5
  • SLES 15 SP0, SP1

ネットワークレスなゲスト処理

LinuxゲストOSに対するバックアップ時のpre-freezeとpost-thawスクリプトの配置やゲストファイルシステムインデックス作成、OracleのREDOアーカイブログバックアップやオリジナルへのファイルレベルリストアなど従来はネットワークアクセスが必須となっていた処理が、v10ではVIX API(VMware vSphere guest interaction API)によりESXiホストを介して実施可能になりました。これにより隔離環境に配置されたLinuxゲストOSもネットワークアクセスなしでシームレスに保護可能です。

ネットワークレスなゲスト処理

Linux互換性の拡大

キーボードインタラクティブ認証タイプを使用するように設定されたSSHサーバーでLinuxマシンにシームレスに接続します。 これは、バックアップインフラストラクチャサーバーの登録、エージェントベースのバックアップ、イメージレベルのバックアップ用のアプリケーション対応処理、ファイルレベルのリカバリなど、すべてのVeeam機能でサポートされます。

その他の新機能・改善

v10では、上記以外にも様々の機能追加や改善が実施されています。項目が多いため、ここでは詳細を省かせていただきますが、気になる機能等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

エンジン:全般

  • バックアップフォーマットの改善
  • オンデマンドなメタデータのロード(速度改善)
  • セキュアな証明書
  • ポート範囲の縮小
  • PowerShell, RESTful APIの充実

アプリケーション対応処理:全般

  • SQL Server 2019サポート
  • OracleアーカイブREDOログの保持設定改善
  • ログバックアップのメタデータフォーマット改善

バックアップ:全般

  • バックアップジョブでのGFS設定
  • 日数指定の保持ポリシー

バックアップコピー:全般

  • 即時コピーモード
  • トランザクションログバックアップ処理
  • 個別VMバックアップ時の処理改善

スケールアウトリポジトリ:バックアップインフラストラクチャ

  • 利用停止モードの追加
  • バックアップの配置改善
  • ディスク領域予約ロジックの改善
  • キャパシティ層へのアーカイブ待ちステータス

WANアクセラレーション:バックアップインフラストラクチャ

  • 新たな高帯域幅モード
  • 低帯域幅モードの改善

オブジェクトストレージリポジトリ:バックアップインフラストラクチャ

  • バックアップインポートの簡単化
  • Amazon S3 One Zone-IAサポート
  • Microsoft Azure Data Boxのサポート
  • S3オペレーションのパフォーマンスの改善

テープ:バックアップインフラストラクチャ

  • バックアップ to テープのパフォーマンス改善
  • バックアップ to テープのスケジューリング改善
  • ファイル to テープのパフォーマンス改善
  • NDMP to テープのパフォーマンス改善
  • 複数ドライブでのインベントリ
  • テープ管理のパフォーマンス改善
  • E-mail通知改善

Microsoft Windows:プラットフォーム

  • Windows Server/ Windows 10 1909サポート

Microsoft Hyper-V:プラットフォーム

  • 参照ポイントの自動クリーンアップ
  • ディスク除外の制限解除
  • Windows 10 Hyper-V上でのSureBackup

VMware vSphere:プラットフォーム

  • VMware NSX-Tサポート
  • 自動CBTリセット オプション
  • vCloud Director 10サポート

VMware Cloud on AWS:プラットフォーム

  • VMC VDDKの使用

ファイルレベル リストア:リストア

  • リモートマウント(アーキテクチャ改善)
  • ファイル検索
  • ファイルリストア監査
  • ユーザーコンテキストでの復元(Linux)
  • NSSファイルリストア

Veeam Explorer™ for Microsoft SQL Server:リストア

  • クラスタへのデータベースの公開

Veeam Explorer™ for Oracle:リストア

  • データベースの公開
  • データベースのエクスポート
  • オリジナル以外へのリストア強化
  • sudo要件の排除
  • RESETLOGSオプション
  • リストアブローカー(Windows)
  • Oracle Data GurdでのRMANバックアップ実験的サポート

クラウドへのリストア:リストア

  • パブリックIP割り当てとパワーオン操作をオプション設定可能に
  • EC2へのリストアパフォーマンス改善
  • Azure IaaSでのManaged Diskと8TBディスクサポート
  • PowerShellインターフェイスの改善

セキュアリストア:リストア

  • Kaspersky Security 10サポート

運用ストレージ(VMwareデータストア)連携:ストレージ統合

  • ストレージスナップショットからのトランザクションログバックアップ
  • VMスナップショット無しでのストレージスナップショットのみのバックアップ
  • ボリューム除外
  • マウントサーバの選択
  • VM構成ファイルのバックアップ
  • NFSストレージサポートの改善
  • HPE Primeraサポート
  • NetApp ONTAP 9.7 サポート
  • NetApp ONTAP SVMサポート

セカンダリストレージ連携:ストレージ統合

  • アーキテクチャの改善
  • HPE StoreOnce Catalyst Copyサポート
  • Quantum DXi ブロッククローニング連携
  • DELL EMC DD OS 7.0サポート

エージェント管理:Veeam Agent

  • S2D(Storage Spaces Direct)上のWSFCサポート
  • バックアップキャッシュサポート
  • ジョブ管理の改善
  • 個別のスクリプト設定

全般:プラグイン

  • スケールアウトリポジトリ改善
  • ガベージコレクター(クリーンアップ機能)
  • リストアタスクの表示
  • バックアップコピー:プラグイン

プラグインバックアップのコピーサポート

  • 専用のRPOモニター
  • 読み取り専用マウント
  • 災害復旧マウント

Veeam Plug-in for Oracle RMAN:プラグイン

  • Oracle Solarisサポート
  • オリジナル以外へのリストア改善
  • 自動バックアップのセットアップ
  • バックアップファイルの命名規則
  • Oracle RACサポートの改善
  • リソース使用量の最適化
  • Oracle Data Guardの実験的サポート

Veeam Plug-in for SAP HANA:プラグイン

  • SAP HANAスケールアウトクラスタサポートの改善
  • リソース使用量の最適化
  • SAP HANA 1.0の実験的サポート

バックアップコンソール:UI

  • UIキャッシュサービス
  • スケーラブルなビュー
  • ジョブフィルター
  • 新しいバックアッププロパティビュー
  • コンソール起動時間の短縮
  • 無駄な確認ポップアップの排除
  • 日次ステータスE-mail配信時間設定
  • リストア理由の入力ステップ無効化設定
  • セッションヒストリのデフォルト保持時間変更
  • 高DPIサポート

Enterprise Manager:UI

  • SAML 2.0サポート
  • 個別のディスクのリストア
  • vCenterスコーピング
  • バックアップサーバー監査レポート
  • 大規模ファイルシステムのサポート
  • RESTful APIセキュリティ

他製品待ちの新機能

  • Nutanix AHV:AHVバックアッププロキシ v2
  • Nutanix AHV:AHVバックアッププロキシのデプロイ
  • Nutanix AHV:AHVバックアップの統合管理
  • Veeam Backup for Microsoft Azureサポート

※ 上記内容は今後のリリースに伴い変更される可能性があります。

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Veeamの基本の基

(約30分)
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v11新機能
Hyper-V特集
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